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平成23年11月24日
親善大使としてダンスを披露する「フラガール」
太平洋島嶼国は,海洋国家である我が国と太平洋を共有。我が国と歴史的にも絆が深く,戦略的に重要な地域。我が国の太平洋島嶼国外交の柱が3年に1度の太平洋・島サミット。来年5月25日,26日に沖縄県名護市で第6回サミットを開催予定。有識者会合の委員の皆様には,素晴らしい提言をまとめていただいた。11月15日に委員の方々より,玄葉外務大臣に提出していただき感謝。
提言には示唆に溢れたアイディアがたくさんあり,その一部は既に政府として実現。例えば,福島県いわき市所在のスパリゾートハワイアンズの「フラガール」に第6回太平洋・島サミット親善大使を委嘱。これは,震災復興の発信にもなることから,親善大使にふさわしいという提言を受けたもの。島嶼国とサミット開催地である沖縄の融合を連想させる愛らしいロゴも,有識者の提言により実現。ロゴのキャラクターは沖縄のシーサーを元にした「イーサー君」。本会合で有識者委員を務められた6名の委員の皆様に深く感謝。
サミットにあわせて様々な関連行事を開催予定。「高校生 島サミット」を沖縄県主催で宮古島にて開催し,首脳との出会いの場も設ける予定。島嶼国との関係の更なる緊密化を目ざし,第6回太平洋・島サミットに向け尽力していきたい。皆様のご協力を賜りたい。
日本と太平洋島嶼国の関係に関する議論はすでに出尽くしており,今後はそれらを行動に移していく時期。近年,太平洋島嶼地域を巡る戦略的な環境も,日本を取り巻く国際的な環境も変化している。
我々からの提言のポイントは3つ。(1)太平洋を共有する太平洋島嶼国に対し,東日本大震災の経験と教訓を踏まえ協力を実施すること,そして日本の復興を野田総理から国際社会にアピールすること,(2)島嶼国へのODAの供与額を縮小せず,同額程度を維持すること,(3)太平洋・島サミットに,太平洋の主要アクターである米国を招待し,太平洋全体を俯瞰する取組としていくことが重要。
皆さんにも,ぜひ提言書を読んで頂きたい。
(五十音順)
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