大洋州

太平洋諸島フォーラム(PIF)概要

平成30年6月19日

沿革

 1971年8月,第1回南太平洋フォーラム(SPF:PIFの旧名称)首脳会議がニュージーランドのウェリントンにおいて開催されて以来,大洋州諸国首脳の対話の場及び地域協力の核として発展した。現在,オーストラリア,ニュージーランド,パプアニューギニア,フィジーなど16ヶ国・2地域が加盟し,フィジーに事務局を有する。また,1989年からは,援助国を中心とする域外国との対話を開始した。域外国対話の相手は,日,米国,英国,フランス,カナダ,中国,EU(91年から),韓国(95年から),マレーシア(97年から),フィリピン(2000年から),インドネシア(2001年から),インド(2003年から)タイ(2005から),イタリア(2007年から),スペイン(2014年から),トルコ(2014年から)及びドイツ(2016年から)。2000年10月の総会より,太平洋諸島フォーラム(PIF)に名称を変更した。

加盟国・地域

 オーストラリア,ニュージーランド,パプアニューギニア,フィジー,サモア,ソロモン諸島,バヌアツ,トンガ,ナウル,キリバス,ツバル,ミクロネシア連邦,マーシャル諸島,パラオ,クック諸島,ニウエ,仏領ポリネシア,ニューカレドニア(現在16か国及び2地域)。

特色

 政治・経済・安全保障等幅広い分野において域内共通関心事項の討議を行う。PIFの決定は全てコンセンサスに基づき,毎年総会において,PIFとしての政策の意思・方向性がコミュニケの形で採択される。

機構

(1)会合

総会(年1回)加盟国・地域の首脳が出席し,議長は加盟国が1年ごとに持ち回りで務める。
最近の議長国等パプア・ニューギニア(1995年),マーシャル(1996年),クック諸島(1997年),ミクロネシア(1998年),パラオ(1999年),キリバス(2000年),ナウル(2001年),フィジー(2002年),ニュージーランド(2003年),サモア(2004年),パプアニューギニア(2005年),フィジー(2006年),トンガ(2007年),ニウエ(2008年),オーストラリア(2009年),バヌアツ(2010年),ニュージーランド(2011年),クック諸島(2012年),マーシャル諸島(2013年),パラオ(2014年),パプアニューギニア(2015年),ミクロネシア(2016年),サモア(2017年),ナウル(2018年予定),ツバル(2019年予定)
事務レベル委員会(年数回)総会の他に,分野別の専門家委員会が開催されている。

(2)PIF事務局

 1973年,総会の事務局として「南太平洋経済協力機関」(South Pacific Bureau for Economic Cooperation:SPEC)が設立され,1988年に「南太平洋フォーラム事務局」(South Pacific Forum Secretariat)と改称された。現在は,「太平洋諸島フォーラム事務局」(Pacific Islands Forum Secretariat)に変更。PIF事務局は,総会及び事務レベル委員会の実施機関として,地域政策の立案を手掛けるとともに域内協力の強化・促進を図る役割を果たしている。

本部スバ(フィジー)
事務局長(任期3年)メグ・テイラー
2014年就任

(3)関連機関

 フォーラム漁業機関(FFA),太平洋共同体(PC),南太平洋観光機関(SPTO),太平洋地域環境計画(SPREP)等

日本とPIFとの関係

(1)対PIF協力実績

1987年度SPECの運輸通信分野等の地域プロジェクトに80万米ドル拠出。
1987年度産業開発アドバイザリー・サ-ビス計画に対し30万ドル拠出。
1988年度~毎年SPF事務局に資金協力(エネルギー開発プロジェクト他)
1989年7月第1回SPF域外国対話に参加。以来毎年政務次官クラスを派遣。
1989年8月海運専門家のSPF事務局派遣を実施(~1991年8月)
1991年~毎年太平洋島嶼国ドナー国会合に参加
1993年8月職業訓練用コンピュータ供与計画実施(草の根無償)
1994年8月SPF会議訓練センター用器材供与計画実施(草の根無償)
1994年度~対日輸出産品開発事業開催(於:沖縄,フィジー等)
1995年4月~10月南太平洋経済交流支援センター設置に関する調査実施
1996年10月太平洋諸島センター(正式名「南太平洋経済交流支援センター」)開設。
1997年10月日・SPF首脳会議開催(於:東京)
1998年11月南太平洋総合展及び投資セミナー開催(於:東京)
1998年11月SPF諸国からの原子力施設視察団(含:首脳レベル)受け入れ(原子力産業会議主催,外務省後援)
2000年4月「太平洋・島サミット」開催(於:宮崎)
2000年11月第1次太平洋知的対話ミッションをミクロネシア地域(パラオ,ミクロネシア,マーシャル,ハワイ,グアム)に派遣
2001年2月大阪シンポジウム「パシフィック・ウェイの共有」開催
2001年3月第2次太平洋知的対話ミッションをポリネシア地域(フィジー,トンガ,サモア)に派遣
2001年6月第3次太平洋知的対話ミッションをメラネシア地域(バヌアツ,パプアニューギニア)に派遣
2001年7月第2回太平洋・学長サミット開催(於:琉球大学)
2001年9月JETRO,JICA,PIF主催国際シンポジウム「太平洋島嶼国の持続可能な開発に向けた人材育成策」開催(於:フィジー)
2002年3月シンポジウム「太平洋と日本ーグローバリズムとミクロネシアの伝統文化」開催(於:金沢)
2003年3月第3回日・PIF首脳会議準備会合(於:東京)
2003年5月第3回日・PIF首脳会議開催(於:沖縄)
2006年3月第4回日・PIF首脳会議準備会合(於:東京)
2006年5月第4回日・PIF首脳会議開催(於:沖縄)
2008年3月第5回日・PIF首脳会議準備会合(於:東京)
2009年5月第5回日・PIF首脳会議開催(於:北海道)
2010年10月太平洋・島サミット中間閣僚会合開催(於:東京)
2012年5月第6回太平洋・島サミット開催(於:沖縄)
2013年10月太平洋・島サミット第2回中間閣僚会合開催(於:東京)
2015年5月第7回太平洋・島サミット開催(於:福島)
2017年1月太平洋島サミット第3回中間閣僚会合開催(於:東京)
2018年5月第8回太平洋・島サミット開催(於:福島)

(2)PIF域外国対話への日本よりの出席者

1989年磯貝駐フィジー大使
1990年都甲欧亜局長
1991年鈴木外務政務次官
1992年柿沢外務政務次官
1993年堀駐フィジー大使
1994年柳沢外務政務次官
1995年福田外務政務次官
1996年小川外務政務次官
1997年高村外務政務次官
1998年武見外務政務次官
1999年東外務総括政務次官
2000年浅野外務政務次官
2001年小島外務大臣政務官
2002年植竹外務副大臣
2003年矢野外務副大臣
2004年阿部外務副大臣
2005年~2008年有馬政府代表
2009年小原特別代表(亜洋局審議官)
2010年西村外務大臣政務官
2011年山口外務副大臣
2012年中野外務大臣政務官
2013年鈴木外務副大臣
2014年木原外務大臣政務官
2015年中根外務大臣政務官
2016年小田原外務大臣政務官
2017年堀井巌外務大臣政務官

(3)PIF議長の本邦招待実績

1987年8月ヴァアイ・西サモア首相
1988年12月ヴァエア・トンガ副首相代行
1991年3月リニ・ヴァヌアツ首相
1992年6月オルター・ミクロネシア大統領
1994年3月ドウィヨゴ・ナウル大統領
1995年3月ビルニー・オーストラリア開発協力・太平洋島嶼国問題担当大臣
1996年2月チャン・パプアニューギニア首相
1996年10月カブア・マーシャル諸島大統領
1997年10月ヘンリー・クック諸島首相
1999年1月ネナ・ミクロネシア連邦大統領
1999年12月ナカムラ・パラオ共和国大統領
2001年2月シト・キリバス共和国大統領
2002年10月ガラセ・フィジー諸島共和国首相
2004年8月ゴフ・ニュージーランド外務貿易相(議長代理。非招聘)
2005年3月トゥイラエパ・サモア首相
2006年2月ナマリュー・パプアニューギニア外相(議長代理)
2008年3月セベレ・トンガ首相
2009年3月タランギ・ニウエ首相
2010年10月ナタペイ・バヌアツ首相
2011年5月マカリー・ニュージーランド外相
2013年10月ムラー・マーシャル諸島共和国外相
2014年12月レメンゲサウ・パラオ共和国大統領
2015年12月オニール・パプアニューギニア首相
2017年10月クリスチャン・ミクロネシア連邦大統領
2018年5月トゥイラエパ・サモア首相
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