アジア
若林外務大臣政務官の国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)第69回総会出席(概要)
平成25年5月1日


若林健太外務大臣政務官は,4月29日(月曜日),タイのバンコクにおいて開催されている国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)第69回総会に出席し,ヘイザーESCAP事務局長等と会談を行ったところ概要以下のとおり。
1 国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)第69回総会
4月25日(木曜日)から5月1日(水曜日)まで,「自然災害及び主要な経済危機に対する強靭性の構築」をテーマに,ESCAP第69回総会が開催され,若林政務官は,4月29日(月曜日)の閣僚セッションにおいてステートメントを行った。同ステートメントの概要は以下のとおり。
(1)防災は,都市化が進展し,多くの自然災害に見舞われるアジア太平洋地域にとって重要な課題であり,アジア太平洋地域が世界に向けて貢献できる分野。災害は長年の開発成果を一瞬にして水泡に帰しかねないものであり,我々は,防災の主流化に向けて,先陣を切るべき。
(2)何よりも,防災は人命を救うためのものであり,弱者への配慮を求めるもの。人間一人ひとりに着目し,個人の保護と能力強化を通じ,豊かで持続可能な社会を実現させることを目指す人間の安全保障を推進してきた我が国は防災を重視。防災に対する関心を高め,必要な資源が動員されるようにするためには,2015年より先の新たな国際開発目標に防災がしっかりと位置付けられることが肝要。
(3)防災を始め,国際社会が直面する課題に対処する上で,地域的連携の重要性は高まっており,多様性とダイナミズムに富むアジア太平洋地域においてこそ,そのような連携の強化が必要不可欠。我が国として,ESCAPとの連携を一層強化するとともに,地域的連携の強化を主導していく決意。
(1)防災は,都市化が進展し,多くの自然災害に見舞われるアジア太平洋地域にとって重要な課題であり,アジア太平洋地域が世界に向けて貢献できる分野。災害は長年の開発成果を一瞬にして水泡に帰しかねないものであり,我々は,防災の主流化に向けて,先陣を切るべき。
(2)何よりも,防災は人命を救うためのものであり,弱者への配慮を求めるもの。人間一人ひとりに着目し,個人の保護と能力強化を通じ,豊かで持続可能な社会を実現させることを目指す人間の安全保障を推進してきた我が国は防災を重視。防災に対する関心を高め,必要な資源が動員されるようにするためには,2015年より先の新たな国際開発目標に防災がしっかりと位置付けられることが肝要。
(3)防災を始め,国際社会が直面する課題に対処する上で,地域的連携の重要性は高まっており,多様性とダイナミズムに富むアジア太平洋地域においてこそ,そのような連携の強化が必要不可欠。我が国として,ESCAPとの連携を一層強化するとともに,地域的連携の強化を主導していく決意。
2 主な会談等
(1)若林政務官は,ヘイザーESCAP事務局長と会談し,防災分野を始めとした我が国とESCAPとの連携強化,防災及びポスト2015年開発目標と人間の安全保障等について意見交換を行った。
(2)若林政務官は,エリアソン国連副事務総長と会談し,同副事務総長の本年2月訪日時における被災地訪問や被災地復興,ポスト2015年開発目標と人間の安全保障等について意見交換を行った。
(3)若林政務官は,小沼国連食糧農業機関(FAO)アジア太平洋地域代表兼事務所長と会談し,FAOにおける邦人職員の採用状況,アジア太平洋地域の食糧や農業に関する事情,食糧安全保障の強化,「責任ある農業投資原則」の推進等について意見交換を行った。
(4)若林政務官は,デ・イカサ・メキシコ筆頭外務次官と会談し,最近の日メキシコ二国間関係や国際場裡での協力等について意見交換を行った。
(2)若林政務官は,エリアソン国連副事務総長と会談し,同副事務総長の本年2月訪日時における被災地訪問や被災地復興,ポスト2015年開発目標と人間の安全保障等について意見交換を行った。
(3)若林政務官は,小沼国連食糧農業機関(FAO)アジア太平洋地域代表兼事務所長と会談し,FAOにおける邦人職員の採用状況,アジア太平洋地域の食糧や農業に関する事情,食糧安全保障の強化,「責任ある農業投資原則」の推進等について意見交換を行った。
(4)若林政務官は,デ・イカサ・メキシコ筆頭外務次官と会談し,最近の日メキシコ二国間関係や国際場裡での協力等について意見交換を行った。