中南米

平成22年6月8日
1.概要

2010年6月6日~8日,ペルー共和国リマ市において第40回米州機構(OAS)総会が開催された。開会式では,インスルサOAS事務総長及びペルー共和国のガルシア大統領が基調演説を行い,総会にはOAS加盟国各国の外相等が出席した。常任オブザーバー国である日本からは,目賀田在ペルー大使らが出席した。
 
2.今次総会の主な議論

(1)今次会合は,「米州における平和,安全及び協力」を基調テーマとし,各国は自国の取り組みを紹介するとともに,武力行為の回避,包括的な開発,兵器削減等を含む,地域の「平和,安全及び協力」を謳った「リマ宣言」を採択した。

(2)また今次会合においては,米州人権裁判所や米州人権委員会からの報告,並びにボリビアの「海への出口」問題やフォークランド(マルビナス)諸島問題等に関する議論が行われた。
 
3.その他

(1)インスルサ事務総長とOAS常任オブザーバー国の対話セッションが開催され,我が国代表より,中南米地域における防災や災害復興支援分野での協力等に関するスピーチを行った。

(2)第41回OAS総会は,2011年にエルサルバドル共和国サンサルバドル市で開催される。

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