アフリカ

アフリカ連合(AU:African Union)

平成29年3月28日

1 概要

  • (1)アフリカ連合(AU)は,アフリカ55の国・地域が加盟する世界最大級の地域機関((注)我が国未承認の「サハラ・アラブ民主共和国」を含む。)。本部はエチオピア首都のアディス・アベバ。
  • (2)AUは,アフリカの一層高度な政治的・経済的統合の実現と紛争の予防・解決に向けた取組強化のために,2002年7月,「アフリカ統一機構」(OAU)(1963年5月設立)が発展改組されて発足。
  • (3)活動目的は,アフリカ諸国・諸国民間の一層の統一性・連帯の達成,アフリカの政治的・経済的・社会的統合の加速化,アフリカの平和・安全保障・安定の促進,民主的原則と制度・国民参加・良い統治の促進,持続可能な経済・社会・文化開発の促進等。
  • (4)発足以来,アフリカの地域統合・協力の中核として急速に機能・役割を拡大。特に平和・安全保障分野で活動を強化。国連改革,気候変動,各種選挙等で統一の立場を形成。G7や国連を始めとする国際社会は,アフリカの自助努力の現れとしてAUを高く評価。
  • (5)2010年1月,「アフリカ開発のための新パートナーシップ」(NEPAD)を統合し,開発分野においてもその役割を増大させている。
  • (6)AU総会の要請を受け,カガメ・ルワンダ大統領は,2017年1月,変化する情勢に対応し,諸課題を解決するため,AUの組織改革に対する勧告案に関する報告書を提出した。同報告書は,優先課題の集中やAUの組織再編,財源の自主的かつ持続的な確保を勧告した。

2 機構

  • (1)最高機関としての「総会」(首脳会議)(2005年より,それまでの年一回から年二回開催),加盟国閣僚により構成される「閣僚執行理事会」が設置。現在の議長国はギニア(2017年1月就任。任期1年)。日々の業務を代行するのは,各国の常駐代表から構成される常駐代表委員会である。
  • (2)事務局として「委員会」を設置。AUを対外的に代表し,政策・法案の提案,決定事項を執行する。現在のAU委員長(第4代)はムーサ・ファキ前チャド外相(2017年3月就任,任期4年)。
  • (3)2004年3月,「全アフリカ議会」(PAP)を設置(所在地:南ア)。現在の議長はカメルーンのムンコド・ダン議長。250名の議員から成る。
  • (4)2004年5月,紛争の予防・解決に向けた取り組み強化(早期警戒,平和維持・調停・仲介,平和支援活動・介入等)のため「平和・安全保障理事会」を設置。
  • (5)2005年3月,経済・社会・文化理事会を設置。
  • (6)今後,金融機関(アフリカ中央銀行,アフリカ通貨基金,アフリカ投資銀行)の設置も予定。

3 我が国との関係

  • (1)我が国はAUをアフリカにおけるオーナーシップの現れとして高く評価。特に,AUの紛争予防・管理・解決の活動を重視。ますます重要性を増すAUとの関係強化は,我が国の対アフリカ外交の最重要事項の1つ。
  • (2)AU側は,アフリカ開発会議(TICAD)プロセスを基軸とする我が国のアフリカ開発政策を高く評価。2010年より,AU委員会がTICAD共催者となった。
  • (3)我が国は,AU平和基金への拠出等を通じ,AUの活動を支援してきている(OAU時代からの累計1,555万ドル)。
  • (4)2005年6月,我が国はAUに対する初代の常駐代表を任命(駐エチオピア大使が兼任)。
  • (5)日・AU間での交流・対話は活発。
    • (ア)我が国は,第1回AU総会(2002年7月,於:南ア)に杉浦外務副大臣(当時)が出席したのを始め,AU総会・閣僚執行理事会に我が国政務レベルが頻繁に参加。
    • (イ)AUからは,2003年9月末から10月初旬に東京で開催された第3回アフリカ開発会議(TICAD III)にチサノAU議長(当時),コナレ初代AU委員長が出席。2004年に訪日したコナレ委員長と小泉総理の間で,日・AU関係の強化に合意した。
    • (ウ)2006年5月,我が国総理として初めて小泉総理(当時)がAU本部を訪問。その際の総理からの招待により,同年7月,コナレAU委員長(当時)が訪日。
    • (エ)2008年に横浜で開催された第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)に出席したピンAU委員長(当時)は,同年の北海道洞爺湖サミットにも出席したほか,2010年8月に外務省賓客として訪日した。
       AU委員会がTICADの共催者となること等をもりこんだ「日・AU協力強化に関する共同コミュニケ」(日本語仮訳)(PDF)別ウィンドウで開く(英語)(PDF)別ウィンドウで開くを発出。
    • (オ)ドラミニ・ズマ前AU委員長は,2013年のTICAD V及び初のアフリカ開催となった2016年のTICAD VIに,TICAD共催者として出席した。

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