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日ラオス首脳会談
平成20年5月22日
5月22日、福田内閣総理大臣は、来日中のチュンマリー・サイニャソーン・ラオス国家主席兼党書記長と16時10分から約40分間、日ラオス首脳会談を行ったところ、概要以下のとおり。
- 福田総理は、チュンマリー国家主席のラオス国家主席として初めての訪日を歓迎し、メコン地域全体の安定と発展にとって重要な国であるラオスとの間で、貿易・投資を促進するとともに、これから2年間にわたって援助を拡充していく考えを示した。
- 福田総理は、昨年5月のブアソーン首相訪日後、ラオスを訪問する日本企業の数は大幅に増えている旨述べ、チュンマリー国家主席より、日本企業からの投資はラオスの経済開発を進める上で大変重要であり、歓迎する旨述べた。
- チュンマリー国家主席は、日本の援助は質が高く、インフラ整備、人材育成、民生向上に大きく寄与しているとして、深い感謝を示し、福田総理は、地域経済統合が進んでいく中、ラオスが我が国援助を有効に活用して主体的に国造りを進め、安定的・持続的な経済成長を実現することを期待している旨述べた。
- 福田総理は、ラオスが日本の安保理常任理事国入りへの支持を表明していることに感謝した。
- チュンマリー国家主席は、福田総理が本年1月に発表した「クールアース推進構想」への評価を表明し、福田総理は、ラオスとの間でクールアース・パートナーシップを推進し、ラオスの温暖化対策への取組を後押ししていく考えを示し、会談終了後に環境・気候変動問題に関する共同発表(骨子)(英文)を発出した。