
アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ

「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)」
マレーシア東方政策元留学生による中野外務大臣政務官表敬
平成24年5月15日
- マレーシアの東方政策による日本留学経験者ほか45名が「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)」の一環として来日し,5月15日(火曜日)に中野譲外務大臣政務官を表敬訪問しました。
- 冒頭,中野政務官から一行へ歓迎の挨拶を行いました。
- (1)日本とマレーシアの長年の良好な友好関係の基礎である東方政策が30周年を迎えたことに祝意を表するとともに,本プログラムの参加者は,東方政策の理念を体現しており,両国の架け橋として活躍されていることを高く評価しました。また,昨年9月に開校したマレーシア日本国際工科院(MJIIT)は,東方政策の集大成として発展し,将来的にはASEANにおける日本式工学教育の拠点として地域の発展に大いに貢献できるであろうと述べました。そして,東方政策を引き続き維持・発展させていく上で,参加者に応援団としてサポートしてほしいと述べました。
- (2)また,参加者が日本滞在中,東日本大震災の被災地である岩手県遠野市及び陸前高田市でボランティア活動を行う予定であることに触れ,震災後,マレーシアから心温まるお見舞いや支援を頂いたことに謝意を表するとともに,被災地の復興は着実に進展しているので,帰国後には参加者から家族や友人に対し,日本の力強い復興を伝えていただきたい旨述べました。
- (3)最後に,中野政務官から,東方政策30周年という記念すべき年に,同政策の維持・発展を通じ,二国間関係を一層強化していくべく貢献していきたいと述べました。
- 続いて,参加者代表のサイド・プトラ・サイド・モクター東方政策元留学生同窓会(ALEPS)会長から,今回の訪日の機会及び政務官への表敬が設けられたことに対し,謝意が表明されました。また,東方政策による日本元留学生として,マレーシアの人々に日本の教育システムを宣伝し,日本に留学する人が更に増えるよう協力していきたい,また,被災地でのボランティア活動においては,日本語能力を活かして良い聞き手となり,被災者の役に立ちたいとの抱負が述べられました。
- 最後に,参加者から中野政務官に対して贈呈品が贈られるとともに,中野政務官と参加者の記念撮影が行われ,和やかな雰囲気で表敬を終了しました。
【参考】東方政策
マハティール・マレーシア首相(当時)が日本等の労働倫理や経営哲学を学ぶために提唱した政策。1982年からマレーシア政府は留学生や研修生の派遣を開始し,これまでに,約1万4千人が日本で学んだ。本年は,東方政策が開始されて30周年であり,マレーシアで各種記念行事が予定されている。