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（仮訳）
日イラク共同声明
－包括的パートナーシップの新たな段階に向けて－
（別添1）日本の対イラク支援
平成23年11月22日
（英語版）
1 概要
2003年10月にマドリッドで開催された国際イラク復興支援国会合において，我が国は，総額50億ドルの資金協力パッケージを表明した。同パッケージは，イラク国民の生活水準の回復のための当面の支援として15億ドルの無償資金協力（保健，水・衛生，治安等の分野），及び中期的な復興需要に応えるための最大35億ドルの円借款（港湾，橋梁，道路，石油施設，火力発電所等の分野）からなる。このほか，2005年11月，我が国は，公的債務の80％を削減した。
2 無償資金協力及び技術協力（約16.7億ドル）
- （1）イラクに対する二国間支援（計約4,200人の技術協力を含む約8.7億ドル）
- （2）国際機関を通じた支援（約2.33億ドル）
- （3）イラク復興信託基金を通じた支援（4.9億ドル：うち3.6億ドルは国連開発グループ・イラク信託基金分，1.3億ドルは世界銀行イラク信託基金分）
- （4）国際金融公社（IFC）を通じた支援（0.1億ドル）
- （5）NGOやその他の機関を通じた支援（約0.7億ドル）
3 円借款（15案件，約32.8億ドル）
- （1）港湾整備計画（約2.7億ドル）
- （2）灌漑セクターローン（約0.9億ドル）
- （3）アル・ムサイブ火力発電所改修計画（約3.3億ドル）
- （4）サマーワ橋梁・道路建設計画（約0.3億ドル）
- （5）バスラ製油所改良計画（設計監理等）（約0.2億ドル）
- （6）コール・アルズベール肥料工場改修計画（約1.6億ドル）
- （7）原油輸出施設復旧計画（約4.3億ドル）
- （8）電力セクター復興計画（約2.8億ドル）
- （9）バスラ上水道整備計画（約3.7億ドル）
- （10）クルド地域電力セクター復興計画（約1.3億ドル）
- （11）クルド地域上水道整備計画（約3億ドル）
- （12）バグダッド下水施設改善計画（調査・設計等のための役務）（約0.2億ドル）
- （13）中西部上水道セクターローン（約4.0億ドル）
- （14）アル・アッカーズ火力発電所建設計画（約2.9億ドル）
- （15）デラロック水力発電所建設計画（約1.7億ドル）
注：総額は，四捨五入のため，個々の案件額の合計額と必ずしも一致しない。
4 イラク共和国に対する債務削減（67億ドル）
2005年11月，我が国政府は債務削減に関する文書に署名した。債務総額約8,890億円の80％を3段階に分けて削減した（2005年11月に24.2億ドル，2005年12月に24億ドル，2008年12月に19億ドル）。これにより，約67億ドルを削減したことになる。