日本の領土をめぐる情勢

平成13年3月1日

1.意義

 この共同資料集(The joint compendium of materials on the History of the Territorial Issue)は、1992年に日・露外務省が初めて共同作成した北方領土問題に関する資料集です。
 我が国は、それ以前にもロシア語版を含む北方領土問題の広報資料を作っていましたが、ロシア側と共同でこの資料を作成し、ロシア国民に幅広く配布できたことは、かつてソ連が北方領土問題の存在すら否定していたのに比較すれば劇的な変化であり、ロシア世論の啓発のためにも画期的なことでした。

2.経緯

 この共同資料集の作成については、1991年秋に当時のソ連側より非公式に提案があり、1992年3月20日の第1回日露外相会談で正式に決定されました。その後、1992年9月29日に両国で同時に発表しました。

3.新版について

 2000年9月のプーチン大統領公式訪日の際に両国首脳の間で署名された「平和条約問題に関する声明」において、この1992年発表の資料集を増補するものとして、1993年以降の時期にかかわる資料を含めた新版を準備することが合意されました。これを受け、翌2001年1月の日露外相会談時に、その新版の内容につき意見の一致をみたものです。


Get Adobe Reader(別ウィンドウで開く) Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAdobe Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータに対応したソフトウェアを入手してください。

日本の領土をめぐる情勢へ戻る