アジア

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新日中友好21世紀委員会第2回会合
(概要)

平成22年11月
新日中友好21世紀委員会
外務省アジア大洋州局中国・モンゴル課(日本側事務局)

1.全体日程

(出席委員:別添(PDF)

(1)10月30日(土曜日)

日中委員、新潟市へ移動

(2)10月31日(日曜日)

午前
開幕セッション(於:新潟市内、以下同じ)
第1セッション
(議題:「両国関係の安定的発展のために-相互理解の推進と国民感情の改善」)
午後
新潟県「地方セミナー」(注)
第2セッション
(議題:「両国の二国間、アジア及びグローバル・レベルにおける協力の強化-持続可能な発展のための学習と協働」)
新潟県知事・市長主催夕食会

(3)11月1日(月曜日)

午前
第3セッション (議題:「日中政治的相互信頼の増進へ向けて-東アジアの和と共生」) 閉幕セッション
午後
新潟県内視察
新潟県地元主催レセプション

(4)11月2日(火曜日)

午前
新潟県立大学におけるキャンパスセミナー
午後
共同記者会見(於:外務省内)
菅総理表敬(他のサイトヘ)(於:首相官邸)
前原外務大臣主催歓迎宴(於:飯倉公館)

(注) 地方セミナー:泉田新潟県知事より同県の情勢につき日中双方の委員に対してブリーフが行われ、同県に対する委員の理解が深められた他、委員を交え、同県を基点とする日中協力につき活発な意見交換がなされた。

2.今次会合の位置づけ

 本年2月に北京及び揚州で開催された第1回会合での議論を踏まえ、「深化と向上-日中関係を発展させ、心の琴線に触れ合うための再出発」とのテーマの下で、幅広い観点から日中関係の現状について検討し、その一層の改善のために様々な角度から議論が行われた。また、地方セミナー等を通じて、日中双方の委員が地域社会の実情への理解を深めたほか、日中関係の重要性を対外的に訴え、双方の国民の相手への関心を高める機会を提供した。また、委員間の相互理解と親睦を深め、本委員会の一体感を一層高めることとなった。

3.議論のポイント

(1)第1セッション: 「両国関係の安定的発展のために-相互理解の推進と国民感情の改善」

 先般の事件を契機とする尖閣諸島をめぐる問題につき、双方の委員から忌憚のない意見が交わされたが、このような現下の政治的な問題を越えて、両国関係の発展に向けた具体的方策につき活発な議論が行われた。メディアに対する日中双方の意見や、知的財産権保護のあり方についても議論が行われたほか、インターネット等を介した国民感情の高まりにいかに対処すべきか検討した。また、日中の戦略的互恵関係を引き続き大事にすることが重要との共通認識が得られた。

(2)第2セッション:「両国の二国間、アジア及びグローバル・レベルにおける協力の強化-持続可能な発展のための学習と協働」

 日中の互恵協力を進めていくとの共通認識の下で、個別具体的な分野における日中協力のあり方につき議論が行われた。中国側からは、曹妃甸プロジェクトにつき紹介があったほか、日本側からは、戦後の日本における社会保障制度の拡充等につき紹介があった。また、気候変動問題にかかる日中それぞれの取組や日中協力の可能性につき、活発な議論が行われた。また、日本側から、2020年までに宇宙分野における日中協力を行うことについて提言を行った。

(3)第3セッション:「日中政治的相互信頼の増進へ向けて-東アジアの和と共生」

 東アジアの将来の姿を現時点で決めることはできないが、日中両国間で警戒心や猜疑心が生じないようにするための方策につき議論が行われ、引き続き、相互理解を高めていくことが重要であるとの点で認識が一致した。また、それぞれの文化の共通性や相違を踏まえ、互いにコミュニケーションを充実させることが重要であるとの共通認識が得られた。


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