アジア
人の交流と人材育成促進に関するASEAN+3有識者第二回会合の結果について
平成15年7月8日
7月3日、4日、ジャカルタにて「人の交流・人の育成促進に関するASEAN+3有識者会合」第2回会合が行われたところ、同会合での議論の主なポイント以下のとおり(各国からの参加者は、カンボジアよりチャント・カンボジア平和協力研究所研究員が、中国よりチュ・ヤンキン中国教育省国際協力交流局アジア・アフリカ課長が参加したほかは第1回会合と同じ。なお、ベトナムは同国有識者の都合がつかなかったため不参加)。
1 議論の概要
東アジア(ASEAN+3)地域における人の交流を促進し、人材を育成する方途について、経済、社会、教育、文化等幅広い視点から意見交換を行った。有識者は域内各国の相互依存の強化、人材育成のための協力に関心を示し、主として以下を主題とする提言につき議論した。自由貿易協定及び経済連携協定、学術・技能・職業上の資格の相互認証の促進、入国手続きの簡素化、既存の訓練生交換プログラムの改善、非熟練労働者の受け入れ、生涯教育の促進、教育機関間の協力、学生及び若者の交流強化、研究開発協力の強化、「センター・オブ・エクセレンス(核となる高等・研究・教育機関)」の改善、男女平等確保、若者の能力開発、人の交流・人材育成促進に関する情報発信地点としての「東アジアの家」の設置、様々な文化・スポーツ事業の促進、メディア機関間協力、市町村間協力、提言の実施メカニズム及び実施のための資金源。
2 第3回会合の開催日及び場所
参加有識者間で議論した結果、8月21及び22日にバンコクにおいて本件第3回会合を行うことで一致した。