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11月20日、シンガポールにおいて第11回ASEAN+3首脳会議が開催され、我が国より福田総理が出席したところ、概要以下のとおりです。
(1)過去10年間のASEAN+3協力の成果を回顧するとともに、今後の協力の大局的方向性を示す「東アジア協力に関する第二共同声明」(ポイント)(仮訳(PDF)・英文(PDF)
)、及び、政治・経済・社会文化等の各分野における具体的協力内容を示した「作業計画」(骨子(PDF)
)(英文(PDF)
)を採択。
(2)ASEAN+3の枠組みの下での各国による協力実績・事業実施の紹介。
(3)北朝鮮問題。
(1)ASEAN+3協力の成果及び今後の方向性
(2)ASEAN統合支援
(3)ASEAN+3協力への日本の取り組み
(4)北朝鮮問題
(1)これまでのASEAN+3協力の成果と今後の方向性
各国より、過去10年間でASEAN+3協力が政治・経済・社会文化等の幅広い分野において発展してきたことを評価するとともに、「第二共同声明」及び「作業計画」の採択を歓迎する発言がなされた。また、今後の協力については、域外のパートナー国とも積極的に連携しつつ、EAS等の他の枠組みとも相互に補完・強化し合うような、開かれた形で進めるべきであるとの意見が表明されたほか、良い統治・人権・透明性を重視すべき、域内の多様性や異なる発展段階を考慮に入れるべきといった発言があった。
(2)具体的分野における協力
経済面では、チェンマイ・イニシアティブやアジア債券市場イニシアティブ等、金融協力の進展への歓迎が表明されたほか、ASEANと日中韓各国との間のFTAを推進すべき、域内の格差是正及び貧困撲滅に積極的に取り組むべきとの発言がなされた。また、環境・気候変動、エネルギー、防災、感染症、テロ、国境を越える犯罪といった非伝統的安全保障面での協力や、青少年をはじめとする人的交流を通じた東アジアとしての一体感の重要性についても意見が表明された。
(3)北朝鮮問題
いくつかの国より、六者会合の進展や南北首脳会談を歓迎するとともに、六者会合の合意に基づき朝鮮半島の非核化を実現すべき、米朝・日朝関係の進展に期待する等の発言があった。
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