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東アジア協力に関する第二共同声明(ポイント)
平成19年11月20日
過去10年間のASEAN+3協力の回顧(1997年~2007年)
- アジア金融危機を端緒に開始されたASEAN+3プロセスは、過去10年間で20の協力分野に拡大・深化する等、目覚ましい進展。
今後10年間のASEAN+3協力の方向性
A.協力の目的・役割
- ASEAN+3は、東アジア共同体の形成に向けた主要な手段。
- 日中韓のASEAN+3協力・ASEAN共同体形成への貢献を評価。
- ASEAN+3とEAS、APEC等は、相互を補完する役割。
- 東アジア統合は、開かれた、透明で、包含的なプロセス。国際的に共有された価値を支持。関心国・機関の関与を引き続き確保。
- 2015年までのASEAN共同体形成、ASEAN内の開発格差是正を支持。ASEAN憲章の署名を歓迎。
B.将来の協力分野
- 政治・安全保障:人材育成、定期的な安全保障対話・交流の実施等。
- 経済・金融:自由化・統合、透明性、投資、知的財産権保護、チェンマイ・イニシアティブのマルチ化、アジア債券市場イニシアティブの強化等。
- エネルギー・環境・気候変動・持続可能な開発:長期的に温室効果ガス濃度を安定化させる共通目標を再確認。実効的・包括的・衡平な2013年以降の国際的な気候変動取り決め策定に積極的に参加。
- 社会文化・開発:貧困撲滅、格差是正、交流、感染症・災害対策等。
- 制度的支援・他の枠組みとの関係:ASEAN+3協力基金の創設等。
作業計画
上記目標に関し具体的協力内容を示した「作業計画」を併せて採択。