「外務省を知りたい」

平成23年度(2011年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 三重県(津市) 高田中高等学校の皆さん ~

平成23年(2011年)7月22日(金曜日)午後2時~午後4時

(写真)三重県(津市) 高田中高等学校の皆さん

 平成23年(2011年)7月22日(金曜日),外務省に三重県(津市)高田中高等学校の皆さん38名(高校1年生36名,引率の先生2名)をお招きしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.行事内容

(1)「記者会見室」の見学

記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれているモノなどについて説明しました。

(2)「国際会議場」に案内し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)

  1. (ア)外務省員3名(いずれも高田高校卒業生)等より,入省前や入省後に考えたこと,在外勤務時に感じた異文化体験,外交官としての仕事の各場面,省員の東日本大震災被災地出張報告等につき,解説しました。
  2. (イ)生徒さんから次の質問等がありました。
    質問一例:
    • 北方四島,竹島等の領土問題の現状及びその認識は?
    • パスポートやビザの発給,在外邦人援護業務の実態は?
    • 震災を機に起こった原発問題と核の問題の推移に対する認識は?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】

  • 同時通訳ブースを観られた
  • VIPスペースがあり,厳重な警備体制が執られている
  • 被災地支援のためインドから救援隊が女川町に入った際に外務省員が現地同行し支援していたことはいずれも全く知らず,大変驚いた
  • 海外勤務時(ベネズエラ)の話がとても分かりやすく,日本人の常識が海外の多くの国々では全く通用しない実例が紹介され,大変勉強になった
  • 領土問題に対する日本政府の考えを伺ったが,自分はこれまでそれほど奥深いものとは思っておらず,非常に驚いた
  • 外務省員の総数(5,600人)が意外に少なかった
  • 若手省員の話振りから明確な意志・目標を感じ,頼もしい先輩と思った
  • 記者会見室に「ニコニコ動画」が入っており,会員から寄せられた大臣あて質問を「ニコ動」記者が読み上げ,それに大臣が答えているのには驚いた

【感想・意見など】

  • 母校の先輩を講師に招集してくれ,その話を聞かせてもらったことは親近感に満ちた楽しいものであり,良い刺激になった
  • 省員が質問に対し一つ一つ丁寧に分かりやすく答えてくれた
  • 外務省には閉鎖的な印象があったが,記者会見室がフリー・ジャーナリストや「ニコ動」にも開放されていることなどを聞き,その認識が改まった
  • 省員の熱っぽい話振りから,日本を良くしようという熱意を感じた
  • 廊下を通過する省員の様子にピリピリしたものを感じ,神経を使った
  • VIPスペースの閉じられた扉の向う側をちょっとだけ覗いてみたかった
  • ホームページ参照だけでは把握出来ない事柄も質疑応答機会を設けることで相当程度克服出来たと思うものの,それでも所要時間がやや冗長過ぎ,もうちょっと要領良くした方が良いと思った
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