外務省を知るためのイベント

平成25年10月1日
 平成25年(2013年)10月1日(火曜日),外務省に 広島県(広島市)市立基町高等学校の皆さん(2年生15名,引率教員1名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1 主な行事内容

(1)「陸奥宗光像」見学
 幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。

(2)「顕彰の像」「中庭」見学
 明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。

(3)「記者会見室」見学
 記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。

(4)「国際会議室」見学
 国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)などを行いました。

(ア)外務省員2名(うち1名は広島市出身)より,映像で海外の異文化を紹介したり,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。

(イ) 生徒さんから次のような質問がありました。

質問一例 :
・なぜ外交官になろうと思ったのか
・外交官の仕事の苦労とやりがいについて
・将来国際的な分野で仕事がしたいと考えている高校生に今できることは何か
・外国の方と関わる際に大切だと考えていることは何か

2 アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと

(ア)省内全般

・建物が広くて迷いそうだった。
・庭園(中庭)がきれいだった。
・最上階からの国会議事堂の眺めが良かった。

(イ)記者会見室

・月曜日を除いて,ほぼ毎日定例記者会見が行われていること。

(ウ)顕彰の像,中庭

・海外勤務中に事故等で亡くなった人達がおり,毎年顕彰の像の前で追悼式が行われていること。

(エ)省員の話・様子

・商業施設の一部や家として売られていたところが,総領事館として使われていること。
・IOC総会で車の手配などを担当した話
・入省後担当する語学が決められ,2年間語学を勉強するための留学制度があること。
・外交官の日本,外国での仕事内容や外国人と接する際のアドバイスなど色々な話を聞くことができた。

(2)感想・意見など

・海外の映像も楽しかったが,省員から詳しく仕事内容や考え等を教えてもらい本当に勉強になった。
・様々な課で大勢の職員が働いていて,その内容や仕事ぶりに興味を持てた。
・世界と日本をつなぐ架け橋という印象があったが,省員の話を聞いてさらに憧れが増した。
・実際に働いている省員と話をすることで,新聞から得たニュースで抱く“印象”ではなく,自分が感じた“印象”を持つことができた。
・異文化により興味を持つことができた。

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