外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
岐阜県(海津市)市立南濃中学校の皆さん

1 主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :
・主にどんな国と交流しているのか
・外務省ではどのようなことを行っているのか
・1日のスケジュール
・国際的に行っていることは何か
・職員になるために必要なことは何か
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
・陸奥宗光像があった。
・かたい場所だと思っていたけれど,思っていたより柔らかい場所だった。
(イ)中庭(日本庭園))
・外国の方が多々来訪されるので,日本の美しい桜など四季折々の植物が見られるように工夫されていた。
(ウ)記者会見室
・ニコ動なども記者会見に参加することがあるとのことで,今度見てみたいと思った。
(エ)国際会議場
・通訳をする部屋(同時通訳ブース)が設置されていた。
(オ)省員の話・様子
・外務省はとても忙しいところで,時間に関係なく仕事が入ってくること。
・世界中の大使館・総領事館と電報でやりとりをしていて,毎日大量の電報が来ること。
・日本のために様々な仕事をしていること。
・日本のことを第一に考えていて,説明もとても具体的で分かりやすかった。
・説明してくれた省員が物腰柔らかで,外務省に対して今までかたいイメージがあった分,印象が変わった。
(2)感想・意見など
・最初は外交の仕事を「外国とつながる仕事」として見ていたが,実際に訪問してその多岐にわたる具体的な業務内容を聞くと,大変な仕事だということが分かりより関心が深まった。・とても分かりやすい説明で,かつ忙しい中パワーポイントでのプレゼンまで用意してもらい,ありがとうございました。身近な土地の方ということで,子ども達も親近感を持って質問できたと思う。(引率教員)