外務大臣
日米外相会談(概要)
平成25年4月11日



4月10日,G8外相会合出席のためロンドン出張中の岸田大臣は,16時05分(現地時間)から約45分間,ケリー国務長官との間で会談を行ったところ,概要以下のとおり。
1.ケリー長官の訪日
(1)冒頭,ケリー長官から,来る訪日を楽しみにしている旨述べたのに対し,岸田大臣から,ケリー長官の訪日を歓迎するとともに,幅広い議題について議論することを楽しみにしている旨述べた。ケリー長官から,訪日に向けたアレンジに謝意が述べられるとともに,今回のアジア歴訪においては地域における日米同盟は米国の利益であるのみならず,日米同盟の中心性を再確認し,そのことを日米両国民や世界に示したい旨述べた。
(2)ケリー長官より,長官訪日において進展状況を確認したい議題としてハーグ条約やTPPに言及があった。両外相は長官訪日では両者の信頼関係を一層強化し,率直な意見交換を通じて,北朝鮮問題を含むアジア太平洋地域の様々な課題について日米が連携していくことを確認した。
2.北朝鮮
(1)岸田大臣から,北朝鮮の最近の動きを懸念し,北朝鮮が挑発行為を繰り返すのは北朝鮮の利益にならないことを北朝鮮に理解させる必要がある,この関連で,追加的な金融制裁を含め日米が協力して緊密に連携をしたい,寧辺の核施設再稼働は行動により六者会合を否定することであり,極めて憂慮する,北朝鮮による弾道ミサイルの発射といわれている動きについても日米で断固たる対応を継続したい旨述べた。
(2)これに対し,ケリー長官から,岸田大臣の懸念を共有するとともに,北朝鮮の核開発については金融面での制裁が重要である,北朝鮮の挑発行為を阻止し,北朝鮮を非核化に向かわせるにはいかにすべきか日米で議論していきたい,関係国との連携は重要であると指摘があった。
3.イラン
ケリー長官から,我が国のイランに対する圧力,原油輸入の削減を高く評価する旨述べた。これに対し,岸田大臣から,我が国としては,国際社会とともに,イランに対する働きかけを継続し,EU3+3の取り組みを後押しし,引き続き米国と緊密に連携していきたい旨述べた。
1.ケリー長官の訪日
(1)冒頭,ケリー長官から,来る訪日を楽しみにしている旨述べたのに対し,岸田大臣から,ケリー長官の訪日を歓迎するとともに,幅広い議題について議論することを楽しみにしている旨述べた。ケリー長官から,訪日に向けたアレンジに謝意が述べられるとともに,今回のアジア歴訪においては地域における日米同盟は米国の利益であるのみならず,日米同盟の中心性を再確認し,そのことを日米両国民や世界に示したい旨述べた。
(2)ケリー長官より,長官訪日において進展状況を確認したい議題としてハーグ条約やTPPに言及があった。両外相は長官訪日では両者の信頼関係を一層強化し,率直な意見交換を通じて,北朝鮮問題を含むアジア太平洋地域の様々な課題について日米が連携していくことを確認した。
2.北朝鮮
(1)岸田大臣から,北朝鮮の最近の動きを懸念し,北朝鮮が挑発行為を繰り返すのは北朝鮮の利益にならないことを北朝鮮に理解させる必要がある,この関連で,追加的な金融制裁を含め日米が協力して緊密に連携をしたい,寧辺の核施設再稼働は行動により六者会合を否定することであり,極めて憂慮する,北朝鮮による弾道ミサイルの発射といわれている動きについても日米で断固たる対応を継続したい旨述べた。
(2)これに対し,ケリー長官から,岸田大臣の懸念を共有するとともに,北朝鮮の核開発については金融面での制裁が重要である,北朝鮮の挑発行為を阻止し,北朝鮮を非核化に向かわせるにはいかにすべきか日米で議論していきたい,関係国との連携は重要であると指摘があった。
3.イラン
ケリー長官から,我が国のイランに対する圧力,原油輸入の削減を高く評価する旨述べた。これに対し,岸田大臣から,我が国としては,国際社会とともに,イランに対する働きかけを継続し,EU3+3の取り組みを後押しし,引き続き米国と緊密に連携していきたい旨述べた。