外務副大臣・外務大臣政務官

平成25年4月3日
タジキスタン1
ラフモン大統領への表敬
タジキスタン2
ザリフィ外相との会談

ヴァフダット女性センター視察

秋野豊国連政務官慰霊プレートへの献花

 3月28日から30日まで,城内外務大臣政務官は,アジア協力対話(ACD)外相会合に出席するためタジキスタンを訪問し,28日,ラフモン・タジキスタン大統領への表敬及びザリフィ同外相との会談等を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1. ラフモン大統領への表敬

(1)冒頭,城内政務官より,今次訪問は安倍新政権成立後初めての日本政府の政務レベルによる中央アジア訪問であり,自分自身にとってもタジキスタン訪問は初めてである旨述べた上で,人々の親切なもてなしと風光明媚な景色に感銘を受けた旨,また,タジキスタンがACD外相会合を主催することを高く評価する旨述べました。

(2)これに対し,ラフモン大統領より,タジキスタンに対するこれまでの日本の支援への謝意が表明されました。城内政務官からは,ザリフィ外相との会談に際して2件の経済協力案件に関する交換公文の署名式に立ち会う予定である旨述べました。

(3)更に,ラフモン大統領から,アフガニスタン情勢の見通しにつき詳細に説明すると共に,タジキスタンが関心を有する地域経済プロジェクトへの日本の支援に対する要請がありました。

2. ザリフィ外相との会談

(1)会談に先立ち,城内政務官立ち会いの下でザリフィ外相と今橋大使との間で無償資金協力「ハトロン州及び共和国直轄地域道路維持管理機材整備計画」及び「母子保健施設医療機材・給排水設備改善計画」に関する交換公文の署名式が行われました。

(2)双方は,二国間関係につき幅広く意見交換を行い,昨年,我が国とタジキスタンとが外交関係樹立20周年を迎えたことを記念して,日本の民間団体からタジキスタンに桜の苗木が贈呈されたことを歓迎しました。

(3)城内政務官より,今般署名された経済協力案件はタジキスタン国民の生活水準の向上に役立つものである旨,日本はこれまで総額240億円に上る政府開発援助を実施しており,引き続き,地方開発,経済インフラ整備を中心に協力を行っていく旨述べました。

(4)双方は,「中央アジア+日本」対話の枠組みで引き続き協力していくことで一致しました。双方はまた,地域情勢及び国際場裡における協力についても意見交換しました。

3. 経済協力案件の視察

 城内政務官は,ドウシャンベ市外の「ヴァフダット行政郡女性センター」への視察を行いました。同センターは,我が国の草の根・人間の安全保障無償資金協力により整備され,技術取得等を通じて女性就労の機会の拡大と経済的・社会的自立の促進を目指す施設です。

4. 秋野豊国連政務官慰霊プレートへの献花

 城内政務官はまた,ドゥシャンベ市内のUNDPタジキスタン事務所を訪問し,同事務所に設置されている秋野豊国連政務官(1998年に国連タジキスタン監視団に派遣され殉職)の慰霊プレートへの献花を行いました。

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