外務副大臣・外務大臣政務官
三ツ矢外務副大臣とファン・デル・フーフェン国際エネルギー機関(IEA)事務局長との会談
平成25年11月29日

11月28日午後5時半から約30分間,三ツ矢憲生外務副大臣は,訪日中のマリア・ファン・デル・フーフェン国際エネルギー機関(IEA)事務局長と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1. ファン・デル・フーフェン事務局長が同日東京で「世界エネルギー展望2013」を発表したことに関連し,三ツ矢副大臣から,我が国としてIEAの知的貢献を高く評価しており,今後もIEAに対する人的・財政的な貢献を継続していきたい旨述べました。
2. 三ツ矢外務副大臣から,11月19-20日にパリで開催されたIEA閣僚理事会の成果物として,新興経済国(パートナー国)との連携強化を謳った共同宣言や気候変動に関する声明が発出されたことを高く評価する旨述べました。
3. これに対し,ファン・デル・フーフェン事務局長から,IEAの活動に対する日本の支援への謝意が表明されるとともに,アソシエーション・イニシアティブ(注)の推進を通じてパートナー国との連携を一層強化し,世界のエネルギー市場の構造変化に対応していきたい旨の応答がありました。
4. ファン・デル・フーフェン事務局長から,来年5月にパリで開催されるOECD閣僚理事会において日本が議長国を務めることへの祝意が表明されるとともに,IEAとして議長国日本に対して出来る限り協力していきたい旨の発言がありました。
(注) エネルギー市場における非OECD諸国の存在感の増大を受け,中国,インド,ロシア,インドネシア,ブラジル,メキシコ及び南アフリカといった主要パートナー国との協力関係を多国間(マルチ)の制度的枠組の構築を通じて強化することを目指す取組。