外務副大臣・外務大臣政務官
ヨーカ・ブラント国連児童基金(UNICEF)事務局次長による岸外務副大臣表敬(概要)
平成25年10月31日
10月31日(木曜日)9時55分から約30分間、岸信夫外務副大臣は、日UNCIEF政策協議のため来日中のヨーカ・ブラントUNICEF事務局次長の表敬を受けたところ、やり取りの概要は以下のとおりです。
1. 岸外務大臣より、以下のとおり述べました。
(1)UNICEFは我が国の外交・援助政策上重要なパートナーであり、最も脆弱な子どもたちへの支援を重視するというUNCIEFの衡平性原則は、我が国の主要外交課題である人間の安全保障の推進に大きく貢献している。
(2)女性のエンパワーメント・ジェンダー平等の推進、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の促進・保健分野の支援、防災、教育分野の支援、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成、ポスト2015年開発アジェンダの策定といった重要課題に、UNICEFと共に取り組んでいきたい。
(3)UNICEFとの連携強化のためにも、邦人職員の増強をお願いしたい。
2. これに対し、ブラント事務局次長より、以下のとおり述べました。
(1)強固な日UNICEFのパートナーシップに感謝。また、日本政府からの拠出に大変感謝している。さらに、両者のパートナーシップには、日本政府のみならず、日ユニセフ協会や議員連盟も含まれる。衡平性と人間の安全保障は直結する共通の目標である。
(2)国連総会での安倍総理の女性分野での支援強化に関する演説を高く評価。ジェンダー分野を始め、防災、教育、保健、アフリカ等の分野で引き続き協力していきたい。邦人職員増強についても、きちんと対応したい。
(参考)日UNICEF政策協議
外務省とUNICEFの局長レベルで、1989年以降毎年開催。本年は、10月31日、岸外務副大臣表敬に引き続き、第24回政策協議が行われた。