外務副大臣・外務大臣政務官

平成25年10月3日
 城内実総理特使(衆議院議員・前外務大臣政務官)は,9月30日から10月2日までパラオ共和国を訪問し,1日に同国独立19周年記念式典に出席し,参加各国の首脳等と意見交換を行ったところ,結果概要は以下のとおりです。
 
1 パラオ共和国独立19周年記念式典出席

 城内総理特使は,パラオ共和国独立19周年記念式典に出席するとともに,出席後にレメンゲサウ大統領を表敬し,総理親書を手交の上,安倍総理からの祝意を伝達しました。レメンゲサウ大統領からは,城内総理特使の式典出席に対し深甚な謝意表明がありました。なお,この式典は,日本の無償資金協力によって2002年に完成し,パラオの交通の要となっている日本パラオ友好橋に隣接した会場で開催されました,
 
2 パラオ共和国,ミクロネシア連邦,マーシャル諸島共和国の要人との意見交換

 城内総理特使は,レメンゲサウ・パラオ共和国大統領,クワルテイ同国務大臣,モリ・ミクロネシア連邦大統領及びロヤック・マーシャル諸島共和国大統領とそれぞれ会談を行いました。
 これら首脳等との会合においては,我が国との伝統的に良好な二国間関係を一層発展させるとともに,太平洋島嶼地域や両国に共通する国際的な課題について,双方が今後も協力して取り組んでいくことを確認しました。
また,城内総理特使から,我が国は太平洋島嶼国を重視しており,この地域における日本の役割を一層強化していきたいとして,本年10月下旬開催予定の太平洋・島サミット第2回中間閣僚会合に対する各国の協力を要請しました。また,漁業分野や遺骨帰還事業への継続的な協力を要請しました。
 先方からは,これまでの我が国による経済協力に対する謝意,太平洋島嶼地域での日本の役割に対する期待が表明されるとともに,歴史的背景にもとづく,これまでの良好な二国間関係を今後一層強化していくことが確認されました。
 
3 この他,城内総理特使は,パラオで亡くなった邦人の方々の墓碑や慰霊碑が建てられている海軍墓地において献花を行いました。また,日本の無償資金協力によって2001年にアジア・大洋州におけるサンゴ礁研究の拠点として建設されたパラオ国際サンゴ礁センターを視察した他,在留邦人の代表者の方々ともに意見交換を行いました。

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