外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
兵庫県(神戸市)県立神戸高等学校の皆さん
平成25年8月27日

平成25年(2013年)8月27日(火曜日),外務省に 兵庫県(神戸市)県立神戸高等学校の皆さん(2年生26名,引率教員3名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1. 主な行事内容
(1) 「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2) 「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3) 「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア) 外務省員(同校OB)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :
- どうして外交官になろうと思ったのか?
- アルジェのテロ事件など緊急事態が起きたときの体制は?
- 英語の他に学んでおいた方が良い語学はあるか?
- 外交官以外の人でも外交交渉をすることはあるのか?
- 思い出に残る海外でのエピソードは?
2. アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 建物がとてもきれいだった。
(イ)記者会見室
- ほぼ毎日定例記者会見が行われていること。
- スピーチ台が話し手の身長に合わせて上下したり,顔映りを良くする銀のプレートがあったこと。
(ウ)国際会議室
- 同時通訳ブースがあった。
(オ)省員の話・様子
- 担当する言語や赴任する国は指定されること。
- 外務省は分かりにくいことが多いと思っていたけれど,説明など分かりやすかった。具体的に何をしているのか知ることができた。
- 語学力だけではなく,コミュニケーション能力を重視していること。
- 外交交渉の際には「引き際」を見極めることが大事だということ。
- 国と国との交渉だけではなく,様々な方面で仕事をしていること。
(2)感想・意見など
- 「利害関係のある相手の隙をついて利益を得る」というような冷たいイメージでしたが,国は違えど人間同士の心のこもったコミュニケーションも大事にしているのだと分かり,とても良いイメージになった。
- 外交官という仕事にとても興味を持つようになった。
- 外交というものがどれだけ大事が実感した。
- 先輩の話を聞いて,国を背負って働く格好良さを感じ,とても外交官への憧れが強くなった。
- 外務省はとてもステキで,こんなに良い所だとは思ってもいなかった。もっと質問すべきだったかもしれない。
- 先輩のお話は外交だけじゃなく,色々なものに通じるところがあるなと思ったし,とても刺激的だった。ぼんやりしていた外交の仕事が具体化されて,ためになったと思う。