外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
神奈川県(川崎市)私立カリタス女子中学校の皆さん
平成25年8月23日

平成25年(2013年)8月23日(金曜日),外務省に 神奈川県(川崎市)私立カリタス女子中学校の皆さん(3年生14名,引率教員1名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1. 主な行事内容
(1) 「顕彰の像」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病などで無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその実績を顕彰する「顕彰の像」を見学しました。
(2) 「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3) 「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア) 外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :
- やりがいと辛いこと
- 何カ国語話せるか
- 外交官になるために中学校のうちにやっておいた方が良いこと
- これから外交官としてやりたいこと
- 女性職員の割合
2. アンケート結果
生徒さん,先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 建物の中がとてもきれいだった。
- それぞれの部屋にたくさんの工夫がされていた。皆さんとても親切だった。
(イ)記者会見室
- スピーチ台の高さが話し手の身長にあわせて上下すること。
- TVで見た会見室を実際に見ることができて,より外務省が身近に感じられた。
(ウ)国際会議室
- 国際会議をやる大きな部屋がすごくきれいだった。
- 会議で話されている言葉が,同時通訳ブースからイヤホンを通じて通訳されていること。
(エ)省員の話・様子
- 産休,育休の制度が充実していること。
- 外国語を小さい時から勉強していないと外交官になれないと思っていたが,中学では最低限知っておけば大丈夫だということ。
- 外交官になるために,国家公務員試験に受かる以外に必ず持っていなくてはならない資格がないこと。
- 大臣専用のエレベーターがあること。
- 意外に女性職員が多くいたこと。女性が働きやすい場所なのだろうと思った。
(2)感想・意見など
- 日本人の代表として,世界を舞台に仕事をする外交官を改めてカッコイイと思った。
- 今日の見学で,世界や外交官の仕事について興味が持てた。
- 省員が質問に一生懸命答えてくれて嬉しかった。外交官の人達が仕事を一生懸命やっているんだろうなということが,廊下ですれ違ったときに何となく伝わって来るような気がした。
- 実際に外国との交渉が行われている場所を見せて頂いて,もっと世界のことについて知りたいと思った。
- もっと固い感じの所だと思っていたが,省員の話を聞いて,外務省は日本のために頑張っているのだと思った。
- 外交官の仕事が楽しそうで,やってみたいと思った。
- 昨年も来たが,今年は女性職員から「女性が働きやすい職場」等色々と具体的な話を聞くことができた。実際に見学して話を聞けると外務省がより身近に感じられるので,中高生向けの企画を増やしてもらえると生徒達の関心はもっと高くなると思われる。(教員)