外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
福岡県(北九州市)私立明治学園中学高等学校の皆さん
平成25年8月6日

平成25年(2013年)8月6日(火曜日),外務省に 福岡県(北九州市)私立明治学園中学校の皆さん(2年生40名)他をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1) 「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2) 「国際会議場」見学
国際会議室に移動し,「同時通訳ブース」につき説明後,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア) 外務省員(計2名)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張時に感じたこと,外交に携わることの意義等につき,適宜解説しました。
(イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :
質問一例 :
- 外務省の職員になって良かった点,大変だと思う点
- 仕事のやりがい
- なぜ外交官になろうと思ったのか
- 大使館への配属はどのようにして決められるのか
- いま日本は海外からどのように見られているのか
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)記者会見室
- 会見台が話し手の身長にあわせて上下すること。
- テレビ写りが良くなるような工夫(銀板)があったこと。
(イ)国際会議場
- ヘッドホンで聴いた外国語を2人1組で協力して通訳する「通訳ブース」という部屋があった。
(ウ)省員の話・様子
- 女性職員が可愛くて,話も面白くて明るくて,個人的に満足だった。
- 外交官は何カ国語も話せる必要はなく,日本語と英語だけでも良いこと。
- 通訳などのための専門言語は,外務省に入ってから学ぶこと。
- 「夢」「目標」を持つと自然にそれへと近づけること。
- 国と国との関係の基本は人と人との関係にあるということ。
- 外務省に入るために必要な要素が「度胸」と「好奇心」だということ。
- 外国の大使館が100以上あること。
- 外務省には少し堅苦しいイメージを持っていたが,案内してくれた人達はみんなやさしくて面白い人達だったこと。
- 省員それぞれが自分の仕事に誇りを持っていること。
(2)感想・意見など
- 意外と親切で,自分の思っていた堅苦しい外務省と違った。
- 外務省のような国の役に立てる仕事に就きたいと思った。
- 外交官の方の答えに驚いた時もあれば,自分も納得した部分があった。
- これからも良い友好関係をたくさんの国と結べていけるよう,頑張ってほしい。
- 外交官という仕事は「外国との交渉をする」お仕事だが,本当にやりがいのある仕事だと思うので,自分も目指したいと思う。
- 外務省に来てその役割が分かったので,テレビなどに出てきたら注意して見てみようと思った。
- 今日の話はとても自分の糧になる話で心に届いた。これから今日聞いた事を忘れずに生活して行きたい。
- ぬるま湯につかっている今の若者に情熱を持たせてくれた。昨年も来たが「僕の人生観が180度変わった」という生徒がいた。(教員)