外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 宮城県(大崎市)私立古川学園中学校の皆さん ~
平成25年6月14日

平成25年(2013年)6月14日(金曜日),外務省に 宮城県(大崎市)私立古川学園中学校の皆さん(2年生6名,引率教員1名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1. 主な行事内容
(1) 「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2) 「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2) 「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました
(ア) 外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :
- 外国語の上達方法
- 外務省は具体的にどのような仕事をしているのか
- 通訳の業務について
- 一番やりがいのある充実した仕事は何か
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)記者会見室
- 記者会見室の演説台は高さがUP・DOWNできること
- ほぼ毎日定例の記者会見が行われていること
(イ)省員の話・様子
- 2年間の留学で,指定された言語を覚えなくてはならないこと
- 外務省で働く人が,24時間勤務と言われていること
- アフリカに学校を作るなどの支援についての話
- 一人で多くの国を担当していること
- 通訳は事前に予習をしていること
- 日本の外務省の要人接遇はとりわけ丁寧で,他国の大統領が来日するときは事前にたくさんの準備をして迎えていること
(2)感想・意見など
- 外務省は日本と外国との関係を守る大事な場所で,とてもチームワークが必要だと思った。国際会議場のマイクでしゃべることができて嬉しかった。
- 今回,外務省の話を聞いて,世界の最前線で働く人達にあこがれた。
- 省員達の説明が分かりやすかった。もっと堅い感じかと思っていたけれど,やさしく面白く教えてくれて,とても良かった。
- 指定された言語を極めることや,記者会見室や国際会議場には様々な工夫があったりして,外務省は非常に興味深いところだと思った。
- 外国とのやりとりが,段取りも含めて「対人間であること」を考えて丁寧に行われていることを知り,印象が良くなった。仕事に対するスキルアップ・気遣いはやはり一流で,生徒(そして教員も)が目指すべき仕事の心意気が感じられた。(教員)