外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 京都府(宇治市)府立菟道(とどう)高等学校の皆さん ~
平成25年6月12日

平成25年(2013年)6月12日(水曜日),外務省に 京都府(宇治市)府立菟道(とどう)高等学校の皆さん(2年生44名,引率教員2名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1) 「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2) 「記者会見室」見学
(3) 記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(4) 「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました
(ア) 外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :
- 外務省で働くために必要な資格や試験は?
- 日本が今最も注目すべき国はどこか?その理由は?
- 領土問題は解決しそうか?
- どのようにして派遣される国が決まるのか?
- 高校生に対して,外務省として知ってほしいことは何か?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと】
省内全般
- 国会議事堂のように赤絨毯が敷かれているのかと思っていたが,意外にも普通の会社のようで親しみやすかった。
- 案外入りやすい雰囲気で,やさしそうな人ばかりだった。
記者会見室
- スピーチ台の高さが調節出来ること,顔映りを明るくするために銀紙が置いてあること。
省員の話・様子
- 年間の予算が約6,000億円もあり,その半分以上がODA予算ということ。
- 思っていた以上に,出張や赴任で外国に何回も行くこと。
- スペイン語の勉強を23歳から始めて,総理の通訳にまでなった話。
- 外国との交流(中国など)が,領土問題など悪いことばかりではなかったこと。
【感想・意見など】
- 省員の質問に対する答えを聞いているうちに,外務省は危険な仕事ももちろんあるけれど,楽しそうな所だということも分かって,今までのかたいイメージを塗りかえることができて良かった。
- 省員の話の中で,特に印象に残ったのは,質問「高校生に知ってほしいこと」に対する答え「日本をよく知ること」だった。他国の人に自分の国のことを聞かれた時にきちんと答えられるように勉強しなければならないと思った。
- この見学を通じて,日本の外務省の活動を知ることが出来たのは,後の人生に活きてくると感じた。
- 入省後にスペイン語を勉強し始めたという省員の話を聞いて,何歳になっても頑張れば出来るんだと思うことができた。
- 元々外務省などの外交系の仕事に興味があったので,貴重な話を聞くことができた。
- これからも日本のために頑張ってほしい。また,自分たち若者も日本の役に立てる大人になりたいと思った。