外務省を知るためのイベント

平成25年3月8日
私立海城高等学校の皆さん(陸奥宗光像の前で)
平成25年(2013年)3月8日(金曜日),外務省に 東京都(新宿区)私立海城高等学校の皆さん(1年生8名,引率教諭1名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
 
 
1. 主な行事内容

(1) 「陸奥宗光像」見学
 幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。

(2) 「顕彰の像」「中庭」見学
 明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,
その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。

(3) 外務省員との対話,交流,Q&A(質疑応答)

(ア)外務省員(訪問校OB)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張時に感じたこと,外交に携わることの意義等につき,適宜解説しました。

(イ)生徒さんから次のような質問がありました。

質問一例 :
  • 職場の環境
  • 日頃の使用言語
  • 職員の経歴
  • 外国語の勉強法
  • 海外での環境・生活変化にどう対応するか
  • 外交の心構え
2.  アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。
 
 【外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと】
 
 省内全般
  • 中庭がきれいだったが,四方を建物に囲まれているのは少し残念だった。
  • 亡くなった省員を弔う像があった。
  • 8階から見た国会議事堂の美しさ。
 陸奥宗光像
  • 陸奥宗光が,県知事など色々なことをしていたこと。
  • 戦時中に一度壊された(回収された)後,再建されたあたりに時代を感じた。 
 省員の話・様子
  • 入省してから習得しなくてはならない言語を命じられること。23歳の時にスペイン語を勉強することになったという話を聞いて,大変そうだと思った。
  • 国のトップ機関という第一印象とは違って,人と人との関係で仕事をしていること。
  • OBの中南米在勤の話に外交の妙を感じた。
  • 部署分けが細かくされており,諸外国と慎重かつ大胆に交渉していること。
 【感想・意見など】
  • 政府の機関なので,敷居の高い雰囲気なのかと思っていたら,挨拶をしたら挨拶を返してくれるような親近感がわく所だったので,印象が変わった。
  • OBの話を聞いて,自分も海外の人とより関わりたいと思った。今後も何らかの形で外務省と関わる機会があると思うので,その際は宜しくお願いします。
外務省を知るためのイベントへ戻る