外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
長崎県立島原高等学校の皆さん
平成25年12月4日

平成25年(2013年)12月4日(水曜日),外務省に 長崎県立島原高等学校の皆さん(2年生5名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 海外勤務の体験談
- 本当にスパイはいるのか?
- 現在のロシアの雰囲気は,旧ソ連時代と違うのか?
- 国それぞれ価値観が異なると思うが,どのように対応するのか?
- 日本と文化面で一番異なる国はどこか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 診察を受けたり,ワクチンを受けたりできる内科診療所があった。
(イ)記者会見室
- テレビにいつも映っている記者会見室で,色々な話を聞けたこと。
- 会見台の高さが話し手にあわせて上下すること。
(ウ)省員の話・様子
- 省員との質疑応答で,世界の様々な国のことを知ることができた。
- 自分の信念を持って仕事をする姿勢。
- 海外勤務での体験談。
- 英語などの外国語は,流ちょうさよりも内容の方が重要であること。
- 日本と他国との関係が少しでも良くなるように日々仕事をしていること。
(2)感想・意見など
- 今までは政治的でまじめなイメージだけしか持っていなかったが,実際に訪問し話を聞いてみて,外務省の中身が具体的に分かったので興味がわいた。
- 実際に仕事をされている人から体験談をまじえて話してもらい,身近に感じた。
- 今度から外務省のホームページを見るようにしたい。
- 外務省といえば日本の重要な政治機関の一つで,とても自分とは距離のある仕事だと思っていたが,実際に話を聞かせてもらうと「もっと知りたい」と興味を持ったし,外交官の仕事の素晴らしさを知ることができて,ここで働けたらいいなと思った。自分自身の視野を広げることができ,本当に勉強になった。
- 外国との緊密な関係をじかに感じることができた。