外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
私立芝浦工業大学高等学校の皆さん
平成25年11月21日

平成25年(2013年)11月21日(木曜日),外務省に 東京都 私立芝浦工業大学高等学校の皆さん(高校2年生22名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 具体的な仕事内容について
- 外務省に入省するための学歴は?
- 海外勤務の実績・環境について
- 語学の上達方法について
- 海外に行く際に気をつけた方が良いことは?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 大きな設備で素敵だと思った。
- 海外勤務中に事故等で亡くなられた方々への追悼の像(顕彰の像)。命を賭けて仕事をしていることが心に残った。
- 国際会議場の同時通訳ブースに入ったこと。
- 歯科や内科といった医療施設的なものがあったこと。
(イ)記者会見室
- ほぼ毎日記者会見を行っていること。
- 会見台に色々と仕掛けがしてあった。
- 自分とは遠く離れている感じがしていた記者会見室が,すごく身近に感じられた。
(ウ)省員の話・様子
- 語学の勉強法に関する話。とてもためになった。
- 海外での健康維持の重要性。自分が思っていた以上のものだった。
- 職員の過半数が海外勤務だということ。
- 省員の「思いやりのある外交」という言葉。
(2)感想・意見など
- とても良い見学だった。外務省の仕事に更に興味が沸いた。
- 世界と日本を結ぶ職場の重要さ,そしてそこで働く人の人としての素晴らしさが分かった。
- 海外勤務というものが,意外と外務省に勤めている人達からすると大変なことではないように感じた。
- 外交の必要性について考えさせられた。