外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
私立静岡聖光学院中学校の皆さん
平成25年11月12日

平成25年(2013年)11月12日(火曜日),外務省に 静岡県 私立静岡聖光学院中学校の皆さん(2年生10名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 仕事の中で一番のやりがいは何か?また重要なことは何か?
- 今までの仕事で一番大変だったことは何か?
- 外務省での仕事であまり知られていない仕事は何か?
- 竹島問題や尖閣諸島について解決の見込みはあるか?
- 会議はどのようなタイミングで行われるのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- セキュリティシステムが見たことのないものだった。
- 美しい日本庭園があった。
- 外務省はもっと小さいと思っていたのに以外に大きく,たくさんの人がいた。
- 中庭や各部屋の特徴についての説明。
- 歯科や内科があったこと。
(イ)記者会見室
- 会見台の高さが話し手にあわせて調節できるなど,工夫がされていた。
(ウ)省員の話・様子
- 外務省の仕事は,外国との間の条約に関する仕事のみだと思っていたが,救助隊の派遣など,様々な仕事があることが分かった。
- 外交問題だけではなく,人命に関わる事案も解決していること。
- 外務省のそれぞれの棟が建てられた順番。
- 大型会議を開催する場合,裏方の人数がとても多いことや,場合によっては1年も前から準備していること。
(2)感想・意見など
- 訪問する前は,すごくピリピリとした雰囲気の印象があったが,実際はそうでもなく,落ち着ける場所もあった。
- 外務省についてよく知られている事以外についても詳しく知ることができて,うれしく思った。
- TVで見かける偉い人達とは別に,裏方の人達もとても忙しく頑張っていることが分かった。
- 思っていたよりも,とても面白かった。
- 外務省で働いている職員は,みな高学歴で固いイメージがあり,緊張していたが,対応してくれた職員達はとても気さくで,すごく話しやすかった。見学の都度いつも丁寧に対応してもらい,大変感謝している。(引率教員)