外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
磐田市立豊岡南小学校の皆さん
平成25年11月1日

平成25年(2013年)11月1日(金曜日),外務省に 静岡県磐田市立豊岡南小学校の皆さん(6年生32名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 外国の人達とのコミュニケーションは難しいか?また,初めて会った外国の人とすぐに仲良く話せるか?
- 外交官の人達の仕事の種類は?農業専門などの仕事もあるのか?
- 外国には単身で赴任するのか,それとも家族も一緒か?時差で頭が混乱することはないのか?
- 在外公館が催すパーティーはどのような種類であり,どのような時に行うのか?また,どんなものを食べたり飲んだりするのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 金の銅像(顕彰の像)や診療所があった。
- 中庭。癒しの場があるとは思わなかったので,びっくりした。
- 省内はとてもきれいだった。
(イ)記者会見室
- 顔映りを良くする銀板が置いてあったり,会見台の高さが話し手にあわせて調節できるなど工夫がされていた。
- 記者への対応も丁寧に行っていること。
(ウ)省員の話・様子
- 上司が海外勤務中に誘拐されて,人質になった話。
- 昔,ペルーの公邸がテロに占拠された事件があり,犠牲者が出たこと。
- 赴任する国の言語を覚えなければならないこと。
- 外務省は外国の偉い人達と丁寧に会議をしていること。
- ブラジルと日本は昼と夜が反対なのに,赴任して2,3日で時差ボケがなくなったこと。
- 外国に赴任することを結構前に伝えられるのかと思っていたが,1ヶ月前に突然言われたという話。
- 色々なスキルを持った省員が省内にいること。
(2)感想・意見など
- 訪問する前は,仕事が多すぎてピリピリしているというイメージがあったが,日本のために各省庁が協力し合い,職員一人一人が仕事に集中しているということが分かった。
- まじめな人ばっかりだと思っていたが,優しくて楽しい人もいた。
- 外務省は,日本のために外国との平和を保つ立派な仕事をしている所だと分かり,できたら将来外務省で仕事につきたいと思った。
- 省員の話が少し難しくて,分からなかった。
- パソコンで外務省のことを調べたくなった。
- 今回の訪問で夢がまた一つ増えた。今回学んだことを活かして,テレビを見たりして,外務省についてもっと知りたいと思った。
- 省員がみんな手を振ったり,話かけてくれたので印象がとても良くなった。自分も大人になったらいつかブラジルに行きたいと思った。
- 楽しかったから,また見学したい。