外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
三重県(津市)私立高田高等学校の皆さん
平成25年7月25日

平成25年(2013年)7月25日(木曜日),外務省に 三重県(津市)私立高田高等学校の皆さん(1年生9名,引率教員1名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:
- 外交官に向いているのはどのような人柄の人か
- 各国にある大使館ではどのような仕事をしているのか
- 外交官になるためにはどのような事が必要か
- 英語以外にどのような言語が必要か
- 外交官になる前に経験していたことで,外交官になってから役だったことは何か
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 見たことのないナンバーの外国車が停まっていたこと。高級車ばかりだった。
- 外国人の訪問者の多さ。
(イ)記者会見室
- 顔映りを明るくするために銀板が置いてあった。
- スピーチ台の高さが話し手にあわせて調整できること。
(ウ)国際会議室
- 日本では「オタク」とマイナスイメージのものが,海外では「クールジャパン」としてプラスのイメージになっているという話。
- 他国の外交官と仕事以外の話もしたり,文化を守ったり伝えたりしていること。
- 各国語のプロフェッショナルでなくても仕事をしていける所だということ。
- 外国で暮らす人々は千差万別で,報道などに惑わされてはいけないこと。
(2)感想・意見など
- 自分は外国の人と話すのが好きだが,英語が使えて色々な人と話す機会がある外交官は,とても素敵な仕事だと思った。
- 省員が外国での経験を楽しそうに話しているのが印象的だった。外国に対する憧れが強いので,自分も外国で働けるような立派な人になりたい。
- ドラマや映画による外交官のイメージが変わった。危険な国へ行って仕事をするという話を聞いて,素晴らしいと思った。
- 日本だけにとらわれず,世界にも関心を向けねばなるまいと考えさせられる良い経験となった。
- 記者会見室にある良く映るための工夫がとても多く驚いた。やはり国の「顔」となる外務省だから,どのような工夫をしているのか気になっていたが,想像以上だった。
- 外務省では国外の事だけではなく,国内の事にも良く目を向ける必要性を重視していると聞き,良い意味で盲点であり,外に関心を持つこと以上に重要であることがわかった。大変ためになったと思った。
- 自分たちが準備不足で,もっと主体的に行動すれば良かったと思った。最初から最後まで丁寧な案内をありがとうございました。