外務省を知るためのイベント

~ 神奈川県(横浜市)市立みなと総合高等学校の皆さん ~

平成25年6月7日
市立みなと高等学校の皆さん(記者会見室で)
 平成25年(2013年)5月31日(金曜日),外務省に 神奈川県(横浜市)市立みなと総合高等学校の皆さん(1~3年生20名,引率教員1名)をお招きしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
 
1.主な行事内容
 
(1)「陸奥宗光像」見学
   幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
 
(2)「記者会見室」見学
   記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
 
(3)「国際会議室」見学
   国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。
 
(ア)外務省員2名(1名は神奈川県出身者)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
 
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
 
 質問一例:
  • 普段どんな仕事をしているのか
  • どのような時にやりがいを感じるか
  • 職員の一日のスケジュールは?
  • 大臣や首相が度々変わることが外交に影響するのか
  • 震災時に受けた外国からの支援について
 
2.アンケート結果
 
 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。
 
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
 
  記者会見室
  • スピーチ台の秘密(話し手の身長に合わせて高さを変えられること,顔映りを明るくするためのボード)
  • 世界地図が思っていたより大きかった
  国際会議室
  • 椅子がふかふかで,機能性があった
  省員の話・様子
  • ベトナム語やアラビア語といった特殊言語を海外で勉強した後,そのまま海外のポストにつくということ
  • 話をしてくれた女性職員の学生時代が,今の自分と同じような境遇だったこと
  • 文書の作成の仕方や,条約作成にとても時間がかかるという話
  • 震災時に助けてくれた国はたくさんあるが,中東の方々からもたくさん助けてもらったということ
  • 職員が約5,700人おり,半数以上が海外の大使館や総領事館で働いていること
  • 外務省での仕事,スーツを着てバリバリ働く人のイメージだったが、実はそうではなくて,裏の仕事が多いということ
  • 外交する相手国の言語や文化を理解して,対応しなければならないこと
(2)感想・意見など
  • この手の社会見学では退屈な話をされることが多いが,外務省は自分が思っていた以上の興味深い情報を提示してくれたので,とても嬉しかった。
  • 職員の話を聞いて,今できることをしようとヤル気がわいてきた。
  • よくドラマであるように,外務省はパーティーざんまいだと思っていたが,実際は全然違ってとても忙しくて,人と人とのコミュニケーションや信頼を大切にしながら頑張っているんだなと思った。
  • とても良い経験をさせてもらった。外務省の中にはあまり入れないと思うので,いつまでも忘れないでいたい。
  • 本日もらった資料に,色々な国から被災地への支援をしてもらったことが書いてあり,初めて知ることばかりで感動した。もっとたくさんの人に伝えてほしい。
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