外務省外交史料館 企画展示
国書・親書とは、国家の元首が自筆の署名(サイン)入りで相手国の元首にあてて発出した手紙のことです。
外交史料館では、江戸幕府徳川家の将軍や明治天皇、大正天皇、昭和天皇がそれぞれ諸外国から受け取った国書・親書を約1,100通所蔵しています。その多くは外国の大公使が日本着任の際に捧呈した信任状や前任者の解任状、または日本の大公使が着任の際捧呈した信任状に対する接受国元首からの返書で、国ごとに異なったデザインで書かれています。
本企画展示では、幕末期から昭和戦前期にかけて南北アメリカ諸国の元首より送られた国書・親書17点を関連史料とともに展示いたします。
ぜひ、お気軽にお越し下さい。
ジョンソン米国大統領より徳川家茂あて
弁理公使ヴァルケンバーグの信任状
(1866年2月16日/慶応2年1月2日)
チリ国副大統領より明治天皇あて
独立百年祭特派使節の信任状に対する返書
(1910年/明治43年)
コロンビア国大統領より昭和天皇あて
駐日特命全権公使の解任状
(1937年/昭和12年)
堀内謙介信任状捧呈式写真
(1939年/昭和14年 キューバ公使着任時)
富井周元駐アルゼンチン大使着用大礼服
(英正道元駐イタリア大使寄贈)