外務本省

「外務省記録」以外の外交史料(戦前期)

一覧

調書

 戦前の外務省各局課などが、その主管とする事件、事項の経緯などについて執務参考用にまとめたもので、約4200冊が公開されています。作成局課別および50音順に分類・整理された目録により検索・閲覧できます。
 アジア歴史資料センター 他のサイトヘのホームページで閲覧することができます。

議会調書

 「議会調書」とは、1921年(大正10年)から1936年(昭和11年)まで、帝国議会説明用(第42~第69議会)および事務参考用として、外務省の各関係局部課が一年間に取り扱った各種案件を取りまとめた史料です。全266冊。
 アジア歴史資料センター 他のサイトヘのホームページで閲覧することができます。

参考:熱田見子「『議会調書』について」(PDF)PDF(『外交史料館報』第9号)

外務省茗荷谷研修所旧蔵記録

 「外務省茗荷谷研修所旧蔵記録」は、かつて東京都文京区茗荷谷にあった外務省研修所に未整理状態で保管されていた文書群で、主として対中国、満州経済活動に関する記録や対台湾、朝鮮といった植民地行政に関する記録が含まれています。
 主に1929年(昭和4年)から1946年(昭和21年)まで、全1315冊。昭和戦前期「外務省記録」と同様の各門別に分類された目録により検索、閲覧できます。
 2008年1月現在、A門、B門、E門とF門を、アジア歴史資料センター 他のサイトヘのホームページで閲覧することができます。

参考:熊本史雄「外交史料館所蔵『茗荷谷研修所旧蔵記録』の構造とその史料的位置―拓務省関係文書を中心に―」(『外交史料館報』第16号)

海軍省等移管南方軍政関係史料

 「南方軍政」とは、太平洋戦争開戦後、日本軍により占領された東南アジア旧植民地で施行された一般行政のことで、海軍省南方政務部が作成、所持した文書を中心に、海軍省、陸軍省、外務省の南方軍政に関係する史料が含まれています。
 1941年(昭和16年)から1945年(昭和20年)まで、総数943点。「海軍南方軍政関係」「陸軍南方軍政関係」「その他」の三つの部分から構成されています。
 本史料はすべて、アジア歴史資料センター 他のサイトヘのホームページで閲覧することができます。

参考:小池聖一「外交史料館所蔵『海軍省等移管南方軍政関係史料』解題」(『外交史料館報』第6号)

外交彙報附録月報・外務省月報・外務省報

 「外交彙報附録月報」(1892年8月~1893年12月)、「外務省月報」(1894年1月~1921年9月)、「外務省報」(1921年10月~1964年廃刊)は、それぞれ条約や法令、職務進退など、外務省に関係する各種情報を掲載した省内定期刊行物です。
 1892年(明治25年)から1964年(昭和39年)まで、二度の改題を経て継続的に発行されました。人事異動についての情報が充実しているのが特徴です。
 当館では、1892年8月から1946年(昭和21年)12月まで、全866冊を所蔵・公開しています。
 アジア歴史資料センター 他のサイトヘのホームページで閲覧することができます。

参考:熊本史雄「『外交彙報附録月報』・『外務省月報』・『外務省報』について」(『外交史料館報』第9号)

外務省警察史

 「外務省警察史」は、戦前、日本が韓国、中国の各領事館に設置した外務省警察(領事館警察)の事蹟、組織およびその改正などに関する記録です。
 1937年(昭和12年)から1944年(昭和19年)まで、全112冊。復刻版で閲覧することができます。

参考:内藤和寿「『外務省警察史』について」(PDF)PDF(『外交史料館報』第8号)
   外務省百年史編纂委員会編『外務省の百年』下巻(1969年)

ハワイ移民関係史料

 主に1987年(昭和62年)8月に在ホノルル日本国総領事館より移管を受けた、1876年(明治9年)から1941年(昭和16年)までの移民関係書類及び日本への帰国届です。全53冊。

未分類外務省記録

 外務省記録の分類法が変更された時期(1888年頃、1921年頃、1930年頃)に再分類されないまま保管してあった記録を新たに整理したものです。

来往電綴

 「来往電綴」は、戦前の外務省電信課などが、本省と在外公館でやり取りされた電報(主として写し)をそれぞれ発受信地や発受年月ごとにまとめ、電報番号順に綴った史料です。
 1875年(明治8年)から1945年(昭和20年)まで(ただし、明治期のものが主)、全526冊。

外交公文

 「外交公文」は、明治期に外務省が徳川幕府や明治政府の外交記録を用いて編纂したテーマ別の外交文書集や、修史編纂事業のために収集した記録資料からなる史料群です。
 江戸中期から明治初年までの樺太問題の概略をまとめた「柯太(カラフト)概覧」や、明治初年の清国との外交交渉の記録である「使清日記」、岩倉遣欧使節団の報告書などがあります。


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