外交史料館

平成18年3月31日
(写真1)

 平成17年度の講演会は、平成18年3月31日、日本における米国外交史の権威である石井修一橋大学名誉教授をお招きして、「“ニクシンジャー”と日本」と題して開催し、大学教員、大学院生、大学生および外務省関係者など約70名が出席しました。

 (注)“ニクシンジャー”(Nixinger)とは、アメリカの学者Joan Hoffが考案したとされる造語で、「ニクソンおよびキッシンジャー」を表します。

 本講演において石井名誉教授は、1971年の2度にわたる“ニクソン・ショック”により国際政治経済システムが動揺するなかで、ニクソン大統領およびキッシンジャー国務長官の外交政策において日本がどのような位置づけにあったのか、また両者の抱く対日感情はどのようなものであったのかなどについて、近年アメリカで公開された多くの史料を用いて分析を試みられました。
 場内からは多くの質問が寄せられ、活発な議論が行われました。

 本講演会の内容については、『外交史料館報』第20号に掲載されています。

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