平成17年2月20日
遠山清彦外務大臣政務官は、2月13日(月曜日)、14日(火曜日)の両日、ヨルダンにて開催された経済協力開発機構(OECD)-中東・北アフリカ(MENA)投資に関する閣僚会合に出席するため、2月13日(月曜日)から15日(水曜日)までヨルダンを、また、右訪問途次及び帰途、ドバイ及びオランダを訪問したところ、それぞれの概要以下の通り。
(1) 今次閣僚会合は、MENA・OECD諸国の投資に関連する閣僚レベル及び広範なビジネス界から出席を得て開かれた。同会合においては、これまでの本件プロジェクトの進展が高く評価された。MENA諸国からは、本件プロジェクトの下で取り組んでいる投資環境改善のための諸施策についての紹介がなされるとともに、今後の取り組みについての積極的な姿勢が示された。また、同会合の最後には、同プロジェクトの取り組みを閣僚レベルで確認の上、政治的なコミットメントを示す閣僚宣言が採択された。
(2) 遠山政務官は、同会合においてスピーチを行い、中東・北アフリカ諸国がOECDとともに取り組んでいる地域の安定・発展のための投資促進イニシアティブへの取り組みを評価する旨発言した。具体的には、東・東南アジアの発展において民間投資が重要な役割を果たしたことに言及しつつ、投資誘致のためには総合的な投資環境整備が必要である旨指摘した。また、中東地域の投資促進に資する人材育成等に関する我が国の貢献を紹介するとともに、今次採択された閣僚宣言について、MENA諸国のオーナーシップの賜物であること、ビジネスの実務的観点やMENAの特色である多様性に配慮したものであることを評価し、わが国として引き続きMENA諸国の改革に向けた努力を支援していくことを表明した。

OECD-MENA投資に関する閣僚会合でスピーチを行う遠山外務大臣政務官
(3) また、遠山政務官は、同会合の合間にアブドッラー・ヨルダン国王への表敬、ズウビー・ヨルダン産業・貿易大臣、アリ計画・国際協力大臣、及び、今次会合に出席したジョンストンOECD事務総長と会談を行った。アブドッラー・ヨルダン国王表敬では、同国王より、昨年の訪日が有意義なものとなったことへの感謝の意が表された他、日本政府のイラク復興に向けた取り組みを評価するとの発言があった。

アブドッラー国王表敬

ジョンストンOECD事務総長との会談

アリ計画・国際協力大臣と
(4) ヨルダン滞在中、遠山政務官は、日本のODAによるプロジェクト・サイト(「博物館活動を通じた観光振興」(JICA/JBIC連携プロジェクト)、キング・フセイン橋(無償資金協力)を視察し、関係者と意見交換を行った。

死海博物館に至る観光道路にて

キング・フセイン橋にて
遠山政務官は、上記1.のヨルダン訪問に先立ち、ドバイ首長国に立ち寄り、サルマー・ハーリブ/ジュベルアリー・フリーゾン機構CEOやサイード・ムンタフィク/ドバイ開発投資庁長官と、ドバイの経済状況等につき意見交換を行った。

サイード・ムンタフィク/ドバイ開発庁長官と(政務官の左隣)
遠山政務官は、ヨルダンからの帰途、オランダに立ち寄り、国際刑事裁判所(ICC)のキルシュ所長、ワレンステイン蘭外務省ICCタスクフォース室長と、日本のICC加盟に向けた課題などについて意見交換を行い、また、ICC内の法廷の見学を行った。

キルシュICC所長と

ICC内の法廷で説明を聞く政務官