外務本省

中山泰秀外務大臣政務官のアクラ(ガーナ)訪問
(概要)

平成20年4月

 4月20日(日曜日)から22日(火曜日)まで、中山泰秀外務大臣政務官は、国連貿易開発会議(UNCTAD)第12回総会に出席するためガーナの首都アクラを訪問したところ、概要以下のとおり。

1.UNCTAD第12回総会

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(1)中山政務官は、UNCTAD総会の下記会合に出席し、我が国のプレゼンスを示した。

(イ)開会セッション(20日午後、潘基文国連事務総長等が演説)

(ロ)ガーナ政府主催レセプション(20日夜、ガーナ財務・経済計画大臣主催)

(ハ)ハイレベル・セグメント(21日午前、ルーラ・ブラジル大統領等が演説)

(ニ)スパチャイUNCTAD事務局長主催昼食会(21日昼)

(ホ)一般討論演説セッション(21日午後)

(ヘ)UNCTAD事務局主催昼食会(22日、ハロネン・フィンランド大統領演説)

(ト)内陸途上国(LLDC)閣僚会議(22日午後、パラグアイ外務次官が議長)

(2)中山政務官は、21日(月曜日)の一般討論演説セッションにおいてスピーチを行い、UNCTAD改革やWTOドーハ・ラウンド交渉妥結の重要性を訴えるとともに、開発イニシアティブやTICAD IVなど、貿易を通じた開発支援に関する我が国の取組みについて紹介した。

(3)また、22日(火曜日)の内陸途上国LLDC閣僚会議においてもスピーチを行い、「アルマティ行動計画(LLDCのための開発計画)」に関する我が国の貢献(準備会議で議長を務めたこと等)や「クールアース・パートナーシップ」について説明した。

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2.要人との意見交換(4月22日)

(1)クフォー・ガーナ大統領と会談を行い、第1回野口英世アフリカ賞の授賞式も予定される第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)への大統領の参加表明への感謝を述べるとともに、良好な二国間関係の維持と強化を確認した。

(2)コロマ・シエラレオネ大統領と会談を行い、コロマ大統領より、エネルギー分野等における日本のこれまでの援助に対し改めて感謝の意が表明された。中山政務官は、TICAD IVへの大統領の参加表明への感謝を述べるとともに、日本は引き続きシエラレオネへの支援に努力する旨述べた。

(3)イェボア・ガーナ外務副大臣と会談を行い、国際捕鯨委員会(IWC)、気候変動といった案件について国際場裡における協力関係を確認するとともに、良好な二国間関係の維持・強化を確認した。

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3.その他

 21日には野口英世博士がガーナ滞在中に研究室として使用していた「野口記念研究室」を視察、同日夜には在アクラ邦人代表(青年海外協力隊員含む)と懇談を行い、日ガーナ関係のために第一線で活躍する在留邦人の声に耳を傾けた。

 また、22日(火曜日)にはガーナ政府が平和維持にかかる人材育成のための拠点として設立、主要国はじめ我が国も支援を行っている「コフィ・アナン国際平和維持訓練センター」を視察した。

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