- 12月6日,榛葉賀津也外務副大臣はアイルランドでの欧州安全保障協力機構(OSCE)外相理事会の機会にモンゴル及びアイルランドとの二国間会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- モンゴルとの二国間会談
- (1)12月6日,榛葉副大臣はボルド・モンゴル外務大臣(H.E. Mr. Luvsanvandan BOLD, Minister for Foreign Affairs)と現地時間11時30分から約30分間,会談を行いました。
- (2)榛葉副大臣から,モンゴルのOSCE正式加盟に対する祝意を伝えたところ,先方はアジアの国としてこれまで以上にOSCEの場を活用していきたい旨を述べました。また双方は,外交関係樹立40周年にあたり,活発なハイレベル対話が行われていることを評価し,「戦略的パートナーシップ」構築に向けて,二国間の経済関係や国際場裡での協力を含め,戦略的な関係を強化していくことで一致しました。
- アイルランドとの二国間会談
- (1)12月6日,榛葉副大臣はコステロ・アイルランド貿易開発担当国務大臣(Mr. Joe Costello, T.D., Minister of State with special responsibility for Trade and Development)及びクーニー外務貿易次官(Ambassador David Cooney, Secretary General, Department of Foreign Affairs and Trade )と現地時間16時30分から約35分間,会談を行いました。
- (2)榛葉副大臣から,アイルランドが本年のOSCE議長国として発揮したリーダーシップへの敬意と次期(2013年前半)EU議長国としてのリーダーシップを期待する旨を伝えました。先方からは,アイルランドは以前から,貿易立国という立場に基づいて日EU・EPAの推進を支持する立場である,アイルランドの成長にとっても重要であり,引き続きEPAの推進に努めていく旨発言がありました。
- また,双方の二国間会談において榛葉副大臣は,北朝鮮の「人工衛星」と称するミサイルの発射は,関連安保理決議に違反し,本年4月のミサイル発射の際に発出された安保理議長声明とも相容れないものである,発射が強行されれば極めて遺憾であり,国際社会として断固とした対応をとらざるを得ない旨述べるとともに,対応に向けた協力及び連携を要請しました。これに対し,両国はそれぞれ共感と理解を示しました。