平成21年4月
伊藤信太郎(いとうしんたろう)外務副大臣は、4月9日(木曜日)から16日(木曜日)、米国(ニューヨーク、ワシントン)を訪問しました。概要は以下のとおりです。(以下、全て現地時間)
(1)4月5日(日曜日)の北朝鮮によるミサイル発射を受け、我が国の立場を安保理理事国等へ説明するとともに、右立場への理解と協力を得るべく働きかけを行いました。
(イ)ニューヨーク到着直後にライス米国常駐代表と会談し、日米間で緊密に連携していくことを確認しました。
(ロ)ロシアのチュルキン常駐代表及び中国のジャン常駐代表とそれぞれ会談を行い、我が国の立場を説明するとともに、右立場への理解を求めました。
(ハ)ヘラー・メキシコ常駐代表(安保理議長)を含むすべての非常任理事国の代表に対し、会談や夕食会等の機会を設けて、非常任理事国の一国としての立場から、我が国の立場及び交渉状況を説明し、交渉がまとまり次第、直ちに安保理内での理解と支持が得られるよう準備を行いました。また、韓国常駐代表を昼食会に招待し、本件に協力して対処することを確認しました。
(2)安保理議長声明が発出された4月13日(月曜日)の安保理公式会合に我が国を代表して出席しました。(議長声明発出後の記者会見における伊藤副大臣の冒頭発言【概要】。)
議長声明が発出された安保理会合に出席
議長声明発出後、安保理議場内において、
ライス米国常駐代表(右下)及びジャン中国常駐代表(右上)とともに
(1)4月14日(火曜日)に開催された対ハイチ支援国会合でスピーチを行い、我が国の対ハイチ支援に関する考え方を説明した上で、今後2011年9月までに最大5,000万ドルの支援を行うという我が国の支援をアピールしました。(伊藤副大臣ステートメント 和文/英文)
対ハイチ支援国会合でのステートメント
ピエール=ルイ・ハイチ首相とともに
(2)また、同会合に出席していた潘基文国連事務総長、クリントン米国務長官等と会談等を行いました。クリントン長官他の米国関係者とは、北朝鮮によるミサイル発射への対応に際して日米連携が成果を生んだとの認識を共有しました。
潘基文国連事務総長との会談
クリントン米国務長官とともに
日付 | 内容 |
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4月9日(木曜日) | 成田発 ニューヨーク着 チュルキン ロシア国連常駐代表との会談 ライス 米国連常駐代表との会談 ヘラー メキシコ国連常駐代表(安保理議長)との会談 ジャン 中国連常駐代表との会談 非常任理事国(E10)常駐代表(除くベトナム)との夕食会 |
4月10日(金曜日・祝日) | 韓国及びベトナム国連常駐代表との昼食会 |
4月13日(月曜日) | 安保理公式会合出席<議長声明発出> ニューヨーク発 ワシントンDC着 |
4月14日(火曜日) | 対ハイチ支援国会合出席 潘基文国連事務総長との会談 クリントン米国務長官との立ち話 クリントン元大統領との立ち話 オダ加国際協力大臣との会談 ルー米国務副長官との会談 |
4月15日(水曜日) | ワシントンDC発 |
4月16日(木曜日) | 成田着 |