ジンバブエ共和国

令和7年8月20日
握手する石破総理大臣とエマソン・ムナンガグワ・ジンバブエ大統領 (写真提供:内閣広報室)

 8月20日、午後0時22分から約20分間、石破茂内閣総理大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のエマソン・ムナンガグワ・ジンバブエ共和国大統領(H.E. Dr. Emmerson Dambudzo MNANGAGWA, President of the Republic of Zimbabwe)と日・ジンバブエ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、石破総理大臣から、7月の大阪関西万博ナショナルデーに続き、ムナンガグワ大統領に再度訪日いただいたことに謝意を表明すると共に、日本企業との対話の機会を通じ、両国の協力関係強化を期待する旨述べました。これに対し、ムナンガグワ大統領は、万博ナショナルデーでの歓待に謝意を表明すると共に、良好な二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。
  2. 続いて、石破総理大臣から、今般、ジンバブエの食料不安の深刻化を踏まえた食糧援助及び農業の高い潜在性を引き出すべく、地雷除去や除去地の農業インフラ整備を通じた生計向上支援を決定した旨述べました。また、石破総理大臣から、ジンバブエ産のペタライト鉱石(注)の安定的な供給のため、引き続きの協力を求めました。これに対し、ムナンガグワ大統領は、農業、保健、水等のジンバブエの国家戦略に合致した日本の支援に謝意を表明するとともに、ジンバブエによるビジネス環境改善の取組に言及しつつ、先端技術を含む日本企業の一層の投資促進に向けて引き続き緊密に連携してきたい旨述べました。
  3. また、両首脳は、安保理改革といった国際場裡の諸課題に連携して対応していくことを確認しました。

(参考)ペタライト

 日本国内で生産される土鍋の主原料である。


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