南アフリカ共和国
日・南アフリカ首脳会談
令和7年8月21日

8月21日、午後6時25分から約25分間、石破茂内閣総理大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のマタメラ・シリル・ラマポーザ・南アフリカ共和国大統領(H. E. Mr. Matamela Cyril RAMAPHOSA, President of the Republic of South Africa)と日・南アフリカ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、石破総理大臣から、アフリカ初のG20議長国としてのラマポーザ大統領のリーダーシップに敬意を表するとともに、TICAD9の成果を踏まえ、11月のG20サミットの成功に向けて緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、ラマポーザ大統領は、TICADのアフリカ、南アにとっての重要性を指摘しつつ、TICADのこれまでの取組を高く評価した上で、経済関係を始めとした二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。
- 石破総理大臣から、南アフリカは日本企業にとってアフリカ大陸全体へのゲートウェイであることを指摘しました。また、石破総理大臣から、現実的な形でのエネルギー移行の重要性に言及しつつ、両政府間の脱炭素の協力文書の策定を歓迎する旨述べるとともに、南アフリカのエネルギー部門の改革のために円借款を供与する方針であることを伝えました。これに対し、ラマポーザ大統領は、これまでの日本からの支援に謝意を表明の上、エネルギー、保健、科学等の分野での日本との協力を一層強化したい旨述べるとともに、日本企業による一層の投資促進に向けて引き続き協力していきたい旨述べました。
- 両首脳は、国際保健を始めとする国際場裡の諸課題にも連携して対応していくことを確認しました。