南アフリカ共和国
日・南アフリカ首脳会談
平成26年11月14日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
11月14日(金曜日),G20(金融世界経済に関する首脳会合)出席のためブリスベン(オーストラリア)を訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,14時(現地時間)から約40分間,ジェイコブ・ゲドレイーシュレキサ・ズマ南アフリカ共和国大統領(H.E. Mr. Jacob Gedleyihlekisa ZUMA, President of the Republic of South Africa)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 二国間関係
安倍総理からは,戦略的協力関係にある南アフリカとの関係を強化し,国際場裡の課題につき協働していきたいこと,ズマ大統領の重視する国家開発計画や南北回廊の開発を日本としても注視していること,日本は優れた技術に基づく安全性,信頼性,人材育成を通じて南アのインフラ構築に貢献できると考えていることを述べました。ズマ大統領からは,アフリカのインフラやエネルギー分野における日本の支援や日本企業の参加に対する期待が表明されました。
2 TICAD
安倍総理より,初のアフリカ開催となる次回TICAD首脳会合の成功に向け協力したい旨述べ、ズマ大統領よりは、アフリカ開催を歓迎する意が表明されました。
3 安保理改革
両首脳は,明年の国連総会で安保理改革を具体的に動かすべきであり,そのために緊密に連携していくことで一致しました。
4 国際場裡での問題
両首脳は,エボラ出血熱の流行は国際社会が一丸となって取り組むべき課題であることで一致しました。また,防災,地域及び国際社会の平和と安定の問題等幅広い分野について意見交換を行いました。