アフリカ

平成26年10月16日
1.10月15日,東京にて第4回日・SADC(南部アフリカ開発共同体)ハイレベル政策対話が開催されました。
 
2.今回の政策対話には,日本側からは丸山外務省アフリカ部長,小林アフリカにおける地域経済共同体(RECs)・平和・安全保障大使他外務省及びJICA関係者が,SADC側からはモロンゴSADC事務局次長をはじめとするSADC事務局関係者,ンカテ在京ボツワナ大使,ラモエレツィ在京レソト大使,シトーレ在京ジンバブエ臨時代理大使が出席しました。
 
3.双方は,TICADVフォローアップ,日・SADC協力,エボラ出血熱問題について意見交換を行いました。我が方より,SADCは我が国の対アフリカ外交を推進していく上で重要なパートナーであり,SADCの優先課題である域内貿易・投資の促進,インフラ開発等の広域開発につき引き続き協力していく旨伝え,これまでの協力実績について報告しました。また,我が国が実施したエボラ出血熱に関する支援の実施状況についても説明しました。
 
4.これに対しSADC側より,日本の協力に謝意が示されるとともに,SADCが実施している域内統合とインフラ開発の取組状況に関する説明がありました。双方は,SADCにおける広域開発の重要性について共有するとともに,日・SADC協力を更に推進していくため,ボツワナのハボロネに本部のあるSADC事務局と在ボツワナ日本大使館との間で一層緊密に協議を行うことを確認しました。
 
(参考)南部アフリカ開発共同体(Southern African Development Community:SADC)
南部アフリカ15カ国が加盟する地域経済共同体。域内の平和・安全保障,政治,開発と貧困削減分野の協力を通じた地域経済統合を目的としている。1980年にSADCの前身である南部アフリカ開発調整会議(SADCC)が発足し,南アフリカのアパルトヘイトを撤廃後,1992年に現在の「南部アフリカ開発共同体(SADC)」に改称。本部事務局はハボロネ(ボツワナ)に置かれる。

アフリカへ戻る