アフリカ開発会議(TICAD)

平成28年8月27日

 27日20時10分頃から21時30分頃(現地時間。日本時間28日02時10分頃から03時30分頃)まで,第6回アフリカ開発会議(TICADVI)出席のためナイロビ(ケニア)を訪問中の岸田外務大臣は,一部のアフリカ諸国の閣僚、国際機関の長等との間でワーキング・ディナーを開催したところ,概要は次のとおりです。

  1. 冒頭,岸田大臣から,同日のTICADVIテーマ別会合における議論に触れつつ,アフリカの平和維持・平和構築における人材育成の重要性を踏まえて日本がアフリカのPKO訓練センターに対する支援などを実施してきたこと,社会の安定化のための取組において日本の民間企業の技術を活用していくことが効果的であること等について発言しました。
  2. これに続き,参加した閣僚、国際機関の長等から,アフリカが直面する課題やアフリカの将来について,それぞれの経験や専門性に基づく意見が述べられました。また,参加者から,今回のTICADを初めてアフリカで開催したことを含め,アフリカに関する日本の取組を評価する発言がありました。
  3. 最後に,岸田大臣から,アフリカ諸国は、様々な困難に直面しながらも,「アジェンダ2063」が目指すアフリカの実現に向けて着実に歩みを進めているとして,各国、国際機関等と協力しながらアフリカの未来に向けた歩みを後押ししていきたい旨述べました。

(参考)参加した閣僚,国際機関の長等
(1)サントメ・プリンシペ:マニュエル・サルヴァドール・ドス・ラモス外務・共同体大臣
(2)カメルーン:ルジューヌ・ンベラ・ンベラ外務大臣
(3)カーボヴェルデ:ルイス・フィリペ・ロペス・タバレス外務・共同体大臣兼国防大臣
(4)マラウイ:ゴンドウェ財務・経済計画・開発大臣    
(5)国連開発計画(UNDP):ヘレン・クラーク総裁
(6)国際原子力機関(IAEA):天野之弥事務局長
(7)国連難民高等弁務官事務所(UNHCR):フィリッポ・グランディ高等弁務官
(8)エネルギー憲章条約事務局(ECT):ウルバン・ルスナック事務局長
(9)国連工業開発機関(UNIDO):李勇 事務局長
(10)世界エイズ・結核・マラリア対策基金:マーク・ダイブル事務局長
(11)赤十字国際委員会(ICRC):ペーター・マウラー総裁


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