モザンビーク共和国

令和7年8月22日
握手する石破総理大臣とダニエル・フランシスコ・チャポ・モザンビーク共和国大統領 (写真提供:内閣広報室)

 8月22日、午前8時45分から約20分間、石破茂内閣総理大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のダニエル・フランシスコ・チャポ・モザンビーク共和国大統領(H.E. Mr. Daniel Francisco CHAPO, President of the Republic of Mozambique)と日・モザンビーク首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、石破総理大臣から、モザンビーク独立後に生まれた初の大統領としての大統領就任と、独立50周年に対して祝意を述べました。また、石破総理大臣から、インフラや治安等様々な分野における両国間の長年の協力関係に言及しつつ、経済を始め、二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、チャポ大統領は、TICADを通じて日本とアフリカとの関係が強化されていることを高く評価し、様々な協力を通じて二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。
  2. 続いて、石破総理大臣から、日本企業も参加するカーボデルガード州におけるLNG事業の再開と安定生産に向けた支援をチャポ大統領に対し要請すると共に、同州の復興のため母子保健機材の供与を決定した旨述べました。また、石破総理大臣から、ザンビア、マラウイからモザンビークを通じてインド洋へと繋がるナカラ回廊のインフラを整備し、周辺地域の産業振興を併せて進めるオファー型協力の立ち上げを決定した旨伝えました。これに対し、チャポ大統領から、これまでの日本の様々な支援に謝意が表明されるとともに、カーボデルガード州の治安の安定に向け引き続き尽力する考えが示されました。また、チャポ大統領は、モザンビークで活動する日本企業を支援していく旨述べました。両首脳は、今後も同州やナカラ回廊への支援を継続していくことを確認しました。
  3. また、両首脳は、国際場裡の諸課題についても意見交換し、緊密に連携して対応していくことで一致しました。

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