ケニア共和国
日・ケニア首脳会談
令和7年8月20日

8月20日、午前9時45分から約20分間、石破茂内閣総理大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のウィリアム・サモエイ・ルト・ケニア共和国大統領(H. E. Dr. William Samoei RUTO, President of the Republic of Kenya)と日・ケニア首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、石破総理大臣から、ルト大統領の2年連続の訪日を歓迎するとともに、価値や原則を共有する同志国であるケニアと「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現のためにより一層協力を深めていきたい旨述べました。これに対し、ルト大統領は、日本のTICADにおけるこれまでの取組を高く評価するとともに、ハイレベルの往来を含め、二国間関係及び国際場裡での協力を一層強化していきたい旨述べました。
- 続いて、石破総理大臣から、FOIPにとって重要なモンバサ港開発を進めていきたい、また、インド洋・アフリカ経済圏イニシアティブにおいてもケニアと協力していきたい旨述べました。さらに、石破総理から、日本企業のケニア進出に触れつつ、自動車分野を始め産業人材育成を通じた製造業の生産拡大支援進展や、サムライファイナンス融資契約合意書への署名を歓迎する旨を述べました。これに対し、ルト大統領は、日本の支援に謝意を表明するとともに、両国の貿易関係の強化及び日本企業の一層の投資促進に向けて引き続き緊密に連携していきたい旨述べました。
- 両首脳は、アフリカ情勢や安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題に連携して対応していくことを確認しました。