南スーダン共和国
ニャンデン南スーダン副大統領による菅総理大臣表敬
令和3年7月22日

7月22日、午後1時40分から約20分間、菅義偉内閣総理大臣は、東京オリンピック開会式に出席するために訪日中のレベッカ・ニャンデン・デ・マビオール・南スーダン副大統領(H.E. Madam Rebecca Nyandeng de Mabior, Vice President of the Republic of South Sudan)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 菅総理大臣から、ニャンデン副大統領の初めての訪日を歓迎するとともに、万全な感染対策を講じ、安全・安心な東京オリンピック・パラリンピック競技大会を実現する決意であり、前橋市で長期合宿を行った南スーダンの選手の御活躍を楽しみにしている旨述べました。これに対して、ニャンデン副大統領から、南スーダンにとっては2回目のオリンピックの参加となるが、今回は新型コロナ流行で多くの困難がある中で菅総理大臣の強い決意で開催されることとなり、大変嬉しく思う、温かい歓迎に感謝するとともに東京大会の成功を祈念する旨述べました。
- 菅総理大臣から、南スーダンの独立10周年及び日本との外交関係樹立10周年に祝意を表するとともに、今後、南スーダンが更に平和と発展に向けて力強く前進することを期待する旨述べました。また、菅総理大臣から、実施中の協力案件を含め、引き続き様々な形で南スーダンの国造りを支援していく旨述べました。これに対して、ニャンデン副大統領から、和平プロセスはゆっくりではあるが着実に進展している旨説明があり、日本のこれまでの南スーダンへの支援につき謝意が表明され、引き続き若者への教育分野を含め国造りに向けた日本の支援に期待が示されました。
- また、菅総理大臣から、拉致問題を含む北朝鮮への対応について理解と協力を求めるとともに、2025年の大阪・関西万博への南スーダンの参加に期待を表明しました。
- 双方は、来年、チュニジアで開催予定のTICAD8に向け、緊密に連携していくことを確認しました。