南スーダン共和国
河野外務大臣によるタバン・デン南スーダン第一副大統領表敬
平成30年2月17日
2月17日14時34分(現地時間)から約20分間,河野外務大臣は,ミュンヘン安全保障会議出席のため訪問中のドイツ・ミュンヘンにおいて,タバン・デン・ガイ南スーダン共和国第一副大統領(H. E. Mr. TABAN DENG Gai, First Vice President, Republic of South Sudan)への表敬を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 河野大臣から,我が国は南スーダンの平和と安定にコミットしているとともに,引き続き地域諸国や国際社会と連携して,南スーダン情勢の改善に貢献し,国民和解に向けて南スーダン政府が最大限の努力を継続することを強く期待する旨述べました。これに対し,タバン・デン第一副大統領より,日本の協力に感謝するとともに,国民対話,再活性化プロセス,草の根の平和努力のいずれも重要であり,取組を推進したい旨述べました。
- また,河野大臣から,今般,第2回ハイレベル再活性化フォーラムにて,反政府との協議が進展したことを歓迎するとともに,近く開かれる次回フォーラムで包括的な合意が達成されるよう関係者の努力に期待する旨述べました。これに対し,タバン・デン第一副大統領より,平和の定着には治安能力強化,帰還民対策,経済の振興が重要であり,協力を得たい旨述べました。
- さらに,河野大臣から,我が国は,国民対話支援やIGAD主導の衝突解決合意の再活性化努力に対する支援,人材育成,人道支援等,新たに約3,420万ドルの対南スーダン支援を決定した旨伝達しました。これに対し,タバン・デン第一副大統領より,謝意が表明されるとともに,更なる日本の支援を期待し,そのためにも治安の改善に一層努めていく旨述べました。
- この他,両者は,安保理改革等の国際場裡における協力に関し意見交換を行いました。