サントメ・プリンシペ民主共和国
日・サントメ・プリンシペ首脳会談
令和元年8月29日

本29日午後2時25分頃から約15分間,横浜において,安倍晋三内閣総理大臣は,ジョルジュ・ボム・ヘスス・サントメ・プリンシペ民主共和国首相(H.E. Mr. Jorge Bom JESUS, Prime Minister of the Democratic Republic of Sao Tome and Principe)との間で日・サントメ・プリンシペ首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,ヘスス首相は28日から30日まで開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加するため訪日中です。
- 冒頭,安倍総理大臣から,「ヘスス首相の初訪日を歓迎する」旨述べつつ,同じ島国として水産業,海洋,災害等の共通する課題があり,「両国の絆を深めたい」旨述べました。また,サントメ・プリンシペにおける近年の民主選挙による政権交代を歓迎する旨発言しました。これに対し,ヘスス首相から,温かい歓迎に感謝する,日本との協力関係を更に強化したい旨述べました。
- 続いて,安倍総理大臣から,サントメ・プリンシペにおける民主主義の定着及び経済発展を後押ししたい旨述べるとともに,食料安全保障の改善を支援する意向を表明しました。さらに,先般署名を行った無償資金協力「経済社会開発計画」を通じて,サントメ・プリンシペの国家戦略の重点分野である水産業の振興に貢献したい旨述べました。これに対し,ヘスス首相から,これまでの日本の支援に対する謝意が表明されるとともに,日本企業による投資の拡大や,漁業,インフラ,観光等の分野での協力に対する期待が示されました。
- この他,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力や北朝鮮情勢等に関し,意見交換を行いました。